第36話

「いい、ただし」

「なっ、なんだよ」

「本当に、本当に、浮気してるんなら

やめないと」

「やめないと」

「アソコ、はさみでちょん切って干物に

しちゃうからね」

「ヒっ」

思わずミオの言葉に

股間を押さえる忠。

「干物にしてから、三十円で売り出す」

「おいおい、オレのあそこはたった、

三十円の値打ちしかないのかよ」

「ともかく、恐怖に震えて眠れ」

「どっかの映画のタイトルみたいだな」

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