第22話

ミオの前に忠そっくりの

オトコが現れた。

その正体は?

「こちら、人工知能ロボットの

正しいくんです」

幸と和江がミオに紹介した。

「どうも、結婚式場のミオと呼んでください」

「なんじゃ、そりゃあ」

和江、幸口を揃えて言う。

「ねえ、ミオ、もう忠さんなんかに見切りをつけなよ」

幸がそう言ってお茶を啜った。

「どうして」

「ダメだよ、人間の男はすぐに浮気するし」

「でも」

「悪いこと言わないから、このAIとつきあって

みなって、絶対気に入るから」

和江も後押しした。

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