第14話

「アタシねえ、占い講座に通おうかと

思うの」

ミオが和江に相談した。

「どうして」

「だって、旦那が本当はどうなのか

わからないし」

「占い頼みってわけか、ちょっと、

安直なような気もするが」

「ともかく、藁にも縋る思いなのよ」

ミオが決死のまなざしを見せた。

「やってみれば」

「うん」

「講座ってところが少し引っ掛かるけど」

ミオがカルチャースクールの占い講座に

通い始めた。



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