第14話『ダーナ神王国』

ダーナ神王国 ヌアザ城


雷を司るギアオリジン「帝釈」が城を守る様に座している


そこにクラウ・ソラスから降りたジークムントが


ジークムント「帝釈様 相変わらず頼もしい こちらはブランカでの任務が終わり国王陛下に事の次第を伝えに行こうかと」


帝釈「ジークムントか…今は止めておけ 波旬様なら今は子供達と遊んでるぞ」


ジークムント「あちゃータイミングが悪すぎたか…後3時間ほど待つか…ハァ」  


ヌアザ城内


子供達「波旬様、これは何て生き物なんですか?」


波旬(ラーヴァナ)「これはクジラだよ、そして下の生き物はイルカだ」


巨大な水槽にはクローン再生されたイルカやクジラが泳いでいる


子供達「凄い 凄いなキャハハ本当に凄いや」


ウイリアム宰相「波旬様 ジークムントが任務を終えて帰ってきましたぞ!」


波旬(ラーヴァナ)「そうか…ではまた明日な」


子供達「はい 波旬様!」


ヌアザ城 玉座


波旬(ラーヴァナ)「ジーク ブランカのマルチェリの返事はどうだった?」


ジークムント「しばらく返事は保留するとの事、しかしあの様子なら折れるでしょう…タリアに武獣様や禍津様がいる以上、我が国との同盟なくば戦になればブランカは滅びます」


波旬(ラーヴァナ)「我が国に帝釈が付いている事は既に広まっている…それに武獣も禍津も我が臣下、しかし八岐を失ったのは本当に惜しかった…那由多は動かないと思っていたが……」


ジークムント「さて…神の考えは私には分かりません」


波旬(ラーヴァナ)「ジークよ お前は本当に人間味の無い男だな…少しは剣以外の事にも興味を持て 色を知らないでそれ以上強くなれるか しかし人間の姿は本当に良いな あの子供達もお前同様強くなってくれたら良いが」


ジークムント「私はこの「神童刀物干竿」で天下一の剣豪と呼ばれる日まで剣技を磨き続けます、一切の欲は捨てております故」


波旬(ラーヴァナ)「確か…カイゼル・ライアットと言う男は僅か10才で天下一と呼ばれ戦神とも呼ばれていたな グランドの位は廃止されたがお前ならそのレベルには必ず届くだろうよ」


波旬の影が巨大な三つ首竜の姿に

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