結成理由
ホワイトペインターとダンジョン内で合流するとホワイトペインターはダンジョンプリズマーのカメラにも自らの姿を映し出し、自分とダンジョンプリズマーがユニットを組むという事を宣言する。
『嘘!仮面配信者同士でユニット組むの!』
『今世紀最大の大事件!』
『何で、どうして?脳がバグって追いつかない!』
『ホワイトペインターさんが男と……』
『ちょっと、ダンプリさん!正義のヒーローが下心で助けたの!』
様々なコメントが出ているが、そんな中ホワイトペインターが更に説明を始める。
「皆さん、様々な意見がおありのようですから説明すると、今回のユニット結成は私から持ち掛けました」
『えええーーーー!』
『まさかの逆プロポーズ!』
再度多くのコメントが流れる中、ホワイトペインターはダンジョンプリズマーをユニットのパートナーに選んだ理由を話す。
「私がダンジョンプリズマーをユニットに誘ったのは彼が力強く、何より私同様仮面を装着しているからです」
『仮面?』
「私はアンデット系に効く能力を有していますが、それ以外の魔物には力不足を感じていました、そんな中デビュー間もなく力強さを見せたダンジョンプリズマーをスカウトしたんです」
まだコメントは流れダンジョンプリズマーも気になってはいたが、黙ってホワイトペインターの話を聞く。
「次に仮面を装着している彼をユニットに誘ったのは、このダンジョン配信は顔出しでもされている方が多く、私が顔を隠したままその方々とユニットを組むのは何か不公平なように感じたというのが理由です」
『身バレ防止ってわけね』
『ああ、後、仮面自体に能力があるからかな』
ホワイトペインターの話に一定のファンが理解を示すと結論を話す。
「ダンジョンプリズマーも私同様自らの正体を隠しながら配信しているので、お互いに詮索はなく安心してユニット結成ができるとの判断です」
「ホワイトペインター……」
ダンジョンプリズマー、いや暁駿も偶然とはいえ、ダンジョンで手に入れたアイテムが仮面でなければ配信をしていたかと言われたらよく分からない、多分自分も彼女も正体を明かす必要がないかと考えたからこそダンジョン配信を始められたと思うと、少しづつ駿もホワイトペインターに共感したのである。
「私からは以上です、ダンジョンプリズマーからも挨拶をお願い」
そう言うとホワイトペインターはダンジョンプリズマーと相対し、自分のカメラにダンジョンプリズマーが映るようにしたのだ。ダンジョンプリズマーは何を話すのか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます