少女の仮面配信者を助けると
駿はダンジョンプリズマーを名乗り仮面配信者としての初ダンジョン配信を行い、少数ながらも視聴者からその活躍ぶりを絶賛していた、そして次の階層に向かうと早速魔物の集団に取り囲まれている人物を見かける。
ダンジョンプリズマーはその人物を助けようとするとその人物は人気仮面配信者のホワイトペインターであった。
「あなたは例の黒い仮面の……どうして……」
「……訳は後だ!今助けるぞ!」
そう言ってダンジョンプリズマーはホワイトペインターを取り囲む魔物に対し体術で攻撃を仕掛け、魔物を消滅させる。
『おーーーーカッコいいーーーー!」
『かわいい子の前だと強さ100倍になる設定です』
『ホワイトペインターさん美人だよね、いや素顔知らんけど(笑)』
チャットコメントが流れてくるが気にしている場合ではないダンジョンプリズマーはホワイトペインターに呼びかける。
「今だ!私の方へ!」
「え、ええ!」
ダンジョンプリズマーが作った隙を突き、ホワイトペインターは魔物の集団からの脱走に成功する。
「後は私に任せ、君は逃げろ!」
「いいえ、助けられてばかりじゃ先輩配信者の名誉に関わるわ」
そう言って、ホワイトペインターは手より白の光を放ち、ゾンビのような魔物に放った。
その光を受け、ゾンビの魔物は消滅した。
「すごいな」
「まだまだよ」
続けてホワイトペインターはロッドを取り出し、ロッドで魔物を殴り倒していく。
「それならこっちも……」
そう言ってダンジョンプリズマーは電撃スキルを残りの魔物に放ち、技名を叫ぶ!
「エレクトプリズム!」
『おお、必殺技キターーー!』
『センスはまあまあだな』
『この技とダンジョンプリズマーの名前って相性いいよね』
こうしてその場の魔物をなんとか撃退し、ダンジョンプリズマーはホワイトペインターに声をかける。
「大丈夫か、ホワイトペインター⁉」
「ええ、ところであなたの名前は?」
「私はダンジョンプリズマー、本日よりダンジョン配信を開始した!」
「ありがとうダンジョンプリズマー、もう魔力を使い果たしたし、これでダンジョンを離脱するわ」
「そうか、気を付けてな」
どうにか魔物を撃退し、ホワイトペインターを救出にしたダンジョンプリズマーも一度配信停止を視聴者に宣言する。
「とりあえず本日の配信はここまでにする、さらばだ」
そう言って仮面の機能を活用してスマートフォンのカメラを切り、脱出口を見つけるとそこから自分の部屋へと帰還する。
「そうだ、誰か来る前に、リリース」
仮面と強化スーツが消え、元の姿に戻った駿のスマートフォンに通知が届いた、実はダンジョンプリズマーとしてSNSを開いており、メッセージが届き、そのメッセージの主に驚いていた。
「何でホワイトペインターが?」
駿のもとに届いたメッセージはホワイトペインターのものであった、何を伝えようとするのか?
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