学校に行くと
フラワーズの投稿した仮面の主の考察動画に出演したホワイトペインターの言葉を聞いて駿は密かにある決意をし、mytubeにアカウントを作りログインをし、配信者登録をする事とした。
駿の考えとしては映りこんだ以上、もう逃げられないし、戦えるのに戦わなったらネットで悪口を書かれるかもしれないという心理も働いた。しかし謎の戦士として戦うのも変な憶測を生むだけだとも考え、思い切って配信者として仮面を装着して表に出ることとしたのだ。
「あ、配信者名か、どうしようかなあ……」
配信者名を書く欄で駿は少し悩んだ、本名で配信している者もいるがさすがに仮面を装着して正体を隠すので最初からそのつもりはないのだ。
そしてしばらく考えて名前が浮かんだのだ。
「ダンジョンプリズマー、うん配信者の俺はダンジョンプリズマーとして活動するぞ」
ダンジョンプリズマーとして活動する事を決意した駿はその日はそのまま眠り、翌朝は学校へと登校した。
駿は自分のクラスの教室に行くと、クラスメイト達がスマートフォンを見ながら盛り上がっており、友人と思しき男子生徒に声をかける。
「高史、一体みんなどうしたんだスマホ見ながら盛り上がって」
「駿か、知らないのか昨日のフラワーズの動画がきっかけで謎の仮面をつけた奴の正体考察動画があがっているんだってよ」
「そ、そうなのか……」
駿はその時思った、自分の想像以上に仮面をつけた自分の事はいわゆるダンジョン配信界隈では広がっていた事に、そして落ち着きながら席に着くと朝のHRを終えて1時間目の授業が始まる。
そしてその授業中に教員よりある女子生徒が問題を解くように声をかけられる。
「それじゃあ、この問いを碧、碧解いてみろ!」
しかし碧という女子生徒の反応はなく、しばらくすると隣の席の駿が小声で声をかける。
「碧さん、先生に当てられたよ」
「う、ううん、はっ!はい!すいません!」
「碧、まさか居眠りしていたのか?」
「あ、ああ、は、はい。す、すいません」
この女子生徒は
「碧が居眠りとは珍しいな、まさか例のダンジョン配信の動画でも夜遅くみてたのか?とりあえずこの問いを前に来て解きなさい」
「は、はい」
そして伽耶は問題を解き終えて自分の責に戻るがまだ居眠りをしたという事実が恥ずかしそうで顔が赤かったのだ。
それからどうにか1日を乗り越え駿は配信の為に帰宅準備を始める。
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