仮面の力
迷い込んだダンジョンで仮面を手に入れた駿は、それを装着し、仮面そのもののに戦う力がある事を知る。
「ま、まあ配信の事は後で考えるとして、まずこのダンジョンを脱出しないとな、この仮面をつけた事でどんな能力があるのか調べれないかな」
更に駿は仮面にあるメニューボタンを押し続け、何か戦う能力がないかと調べて『仮面の力』という項目からワードを探していた。
「お、あった『戦闘スキル』『行動スキル』の2種類あるな、とりあえずまずは戦闘スキルから調べてみるか」
駿はまず戦闘スキルの項目を開き、そこにある文字を読み、とりあえずの能力を理解する。
「とりあえずパンチとかキックだけでも魔物を倒す事はできるようだけど、電撃スキルがあるのか、だけど俺の魔力は一体どのくらい何だろう」
仮面を装着していればそれによって生成されるスーツを身に付ける事となり、スーツを身に付けていればパンチやキックでも魔物を滅する事ができ、より強力な電撃スキルでの遠距離攻撃もあるようである、そして自分の魔力と電撃スキルの消費魔力を確認する。
「魔力20で、電撃スキルの消費が5、つまり4回使えるのか」
とりあえず自分の魔力、そして電撃スキルの消費魔力を確認し終えると続けて行動スキルの項目を確認する。
「地図スキルか、ええっと『現階層の地図が表記され自分の現在地が赤井印で表示される』か、よし地図スキル発動!」
地図スキルを発動させると、仮面内のディスプレイにダンジョンの階層の地図、そして現在地や階段、そして出入り口も表示される。
「次の階層への階段、そして出入り口か……、とりあえずまずは出入り口を目指し帰るか」
そう言いながら駿は更に驚くべきスキルがあるのを確認する。
「階層転移スキル?何だろう」
『階層転移スキル:ダンジョン外で仮面を装着する事で発動可能、ダンジョン外から直接最高到達した階層まで転移する事ができる』
このスキルを見た瞬間、駿は腑に落ちたのか、その事について口にする。
「そうか、だからどの配信者も前の最後の階から再開していたのか」
ダンジョン配信者達は数回にわたってダンジョン配信を行っており、このスキルの効果を知る事で駿はどの配信者も最高到達した階層から配信を再開する事に納得し、思わず口にした。
「よし、とりあえず出入り口に向かうか」
転移スキルを使用する事で再度ダンジョンに行ける事が分かった駿はまず出入り口を探そうとするがその駿の前に障害が現れる。
「あれは魔物⁉」
ダンジョンの魔物と遭遇した駿、仮面の力を試すときだ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます