　カルメ

　本作の主人公。相変わらず照れ屋で、人前でいちゃつかれると真っ赤な涙目になってしまうが、今までと比べると随分可愛らしくなった。また、交友関係も広がり、サニーたちとお茶会をしたり、村の子供を構うようになった。お茶会では、サニーたちからスケベ情報を仕入れてみたりして、ログを驚かせている。本人は成長、あるいは進化と言い張っているようだ。相変わらずログが大好きで、ログに弱い。意外と武闘派で、ウサギの肉やシカの肉を一人でも捌ける。

　ログ

　カルメの旦那。相変わらずカルメを溺愛している。人前でもいちゃつけると公言しており、何なら周囲に見せつけている節がある。自分自身の独占欲や嫉妬心は受け入れたものの、何故か、サニーにだけはカルメに近づかれると嫉妬を感じてしまい、火打石で威嚇するようになった。基本的には、サニーは友人という認識。なお、カルメを辛い目に合わせる者がいても、火打石で威嚇する所存。カルメ過激派。ちなみに、都会育ちなのでうさぎ等は捌けない。

　サニー

　本作のメインになる女性。あんなアレな人だったカルメさんでも幸せを掴んでいるのだし、私もいけるのでは？　という発想で本格的に恋愛をすることに決めた。真面目で明るく、村のために一生懸命に働く女性であり、村人たちからも頼りにされ、好かれている。元は恋愛に興味があっても男性には興味が薄く、カルメたちの話を聞いても反応が薄かったのだが、コールに恋をしてからは、誰よりもノリノリで想い人のスケベさを語るようになった。己の中にスケベな猛獣がいることは自覚しているので、自重し、コールの前では上品に取り繕っている。

　コール

　本作のメインになる男性。深夜徘徊の仮面男の正体。気弱でモジモジとしており、すぐに分厚いロングコートの中で引きこもって貝になる。過去の出来事から、他者からの一歩的な視線が嫌い。性格だけで見ると可愛い系の男性なのだが、本人の見た目はゴツく、背も高いので格好良い系。その点がサニーの性癖にドストライクしている。コールの方も、可愛らしいサニーのことが気になっているようだが。なお、むっつりスケベ。

　ウィリア

　明るくアホっぽい女性。よく、恋愛関係でカルメを揶揄って遊んでいる。親友であるサニーがド変態に成り下がってスケベ発言を連発し、気味の悪い笑いを上げて転げ回っているのを見て、切なそうにしていた。恋人のセイのことが大好きなのだが、実は不満があるもよう。実はメインキャラクターの女性の中で一番、初心。

　セイ

　ウィリアの恋人。無口で物静かな男性。のんびりとしていて、ウィリアのお喋りで表情や服装がクルクルと変わるところが気に入っている。力持ちでお人好しであり、縁の下の力持ち的な存在。初心というよりは行動がゆっくりで鈍感なだけ。

　ケイト

　コールの叔母。コールのことを子供のように大切にしており、サニーのことは結構気に入っている。少々お節介ではあるが、甥っ子の恋愛がうまくいくことを祈っている。