魔王を倒した勇者パーティ探してます
@2_6
第1話 世界は平和になったのに
[探してます 勇者御一行]
そんな貼り紙が各地の国々のいたる所に貼られて2年
世界を魔の手から救った英雄達は未だに見つからず、行方不明のまま
そんな勇者御一行を探している冒険者が1人
「捜索網が薄い北の大陸か南の大陸巡り…どっちに行くべきか…」
地図と新聞を広げながら次の捜索エリアの計画を立てていた。
新聞のニュースによれば東、西の大陸はほぼほぼ勇者御一行を探してる捜索隊や冒険者が80%捜索したが見つからなかったとの報道がデカデカと書かれていた。
まだそこまで捜索が行われてないのが北の大陸と南の大陸ということだが、双方はむしろ捜索難易度が急激に上がる。
というのも北の大陸の果てには今は亡き魔王が根城にしていたこともあり、並の冒険者では手に負えない魔物がうようよといる。
対する南の大陸は小さい島々の群集地帯となっており、中央大陸から近い島々はリゾート地だったりと人の出入りや交易もあるのだが、南部へ向かうほど、ほとんどの島は未開拓な島ばかりで、一部のもの好きや少数派の種族、民族しか出入りしてない場所がほとんどだ。調査もほとんど行われてない為に未開の地となっている。
「北も南も今の私の実力がどこまで通用するのか…」
さてこの冒険者、役職は一応『魔法使い』である。それなりに強いと自負はしてるが、中央大陸からは出たことが無い。
修行として中央大陸のあちらこちらを転々とはしてきたが…。
「まぁ、ぼっちだし、気長に行くか』
何処かの街の噴水広場
その一角にあるベンチから立ち上がり冒険者は歩き出す。
「とりあえず、勇者様達が通った道を辿って魔王城まで行ってみるか…ヤバくなったらその時考えよう」
さて、この冒険者
どうして勇者御一行探しているのか、それは次のお話で
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます