うちゅうのおはなし
針間有年
1話 ブラックホールのもりびと
あるうちゅうのあるところに、ひとつのブラックホールがありました。
ブラックホールは
うちゅうのちりやガス、
そんなブラックホールがおなかをこわさないようにみまもるのが、「ブラックホールのもりびと」です。
「この
「これはきっとおいしいね」
ミィさんとクロさんはうなずきあい、その
「おいしかったみたいだね」
ふたりはにこにこ。
と、クロさんがその
「ミィくん、あれはなんだろう?」
「どれだい?」
「あの
ミィさんは
うちゅうのむこうからやってきたのは、クロさんの
でも、それだけじゃありません。
それはぎん
あんなものを
「あれはよくないね」
「たいへん、たいへん。わたしたちがブラックホールくんをまもらなきゃ」
ミィさんはポシェットから
ちくちくがブラックホールの
「いっせーのーで!」
ふたりは
ミィさんは
とくべつな
クロさんは
うちわもいっしょにぱたぱだびょうびょう。
「うんしょ、よいしょ!」
「もうちょっと!」
ちくちくのうごきがだんだんとゆっくり、ゆっくり。
「
ふたりの
ぎゅうぎゅう!
びゅうびゅう!
すると、ちくちくはとおくのほうへぴゅーん!
あっという
「やったね」
ふたりは
くるくる、にこにこ。
おや、なんだかブラックホールがむずむずとしています。
その
ふたりのひとみと
きっとブラックホールからのおくりものでしょう。
ふたりはびっくりしましたが、おれいをいって、その
ひとりひとつとはきめたけれど、ふたりはとってもなやんでいます。
「どちらもきれいだね」
「うん。ミィくんはどちらがいい?」
「どちらもきれいでこまっているよ」
「わたしもそうなんだ」
ミィさんとクロさんはなやんでなやんで、もうすこしゆっくりなやむことにしました。
これは
ふたりはわくわくします。
「おとうばんがおわったら、レストランにいこう」
「そうだね。ゆっくりお
おや、むこうからやってきたのは?
どうやらつぎのおとうばんさんです。
「じゃあ、またあとで」
「またあとで」
ふたりはいちど、
ミィさんとクロさんがむかうレストランとはどんなところなのでしょうか?
それはまた、つぎのお
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