第144話 閑話 漏れたので(若干スカ注)

 くにくに

 もにもに

 くりくり

「ひゃ……あ…………………」

 指とか爪を立てない様に、掌全体でくねらせるように局部に当てる。

 出来る限り柔らかく揉むように。

 未だ指とか入れない方向で。

 きよらさんから、小さく、押し殺したような声が上がる。

「だめ………………」

 これ以上は無理と言う感じに、しがみ付かれた、柔らかい接地面が全体に広がる。

「んっ………………あっ…………」

 声を上げ、ぷるぷると震えて、くたりと脱力した。

「小さくぴくぴくと震えている。

「あっ………………だめ………………だめ……」

 ちょろちょろ、しゃあああああ

 脱力で緩んだのか、柔らかい太腿の肉とかに包まれていた手が、水音と共に、別の熱に包まれた。

(暖かい)

 内心では、汚いとか、そんな下種な感想は一切無く、変な達成感とか、優越感とか、そんなのに満たされてい た。


「えっと、ごめんなさい!」

「いえいえ、こちらこそ?」

 真っ赤な顔で、勢いよく頭を下げるきよらさんに、気にして無いよと軽い感じに返答する。

「どうでした?」

 ミサゴが聞いてくる。

「暖かいのと、優越感とかしか有りませんわな?」

 多少の匂いとかは有っても、小の方なら流せばよいだけなので、気にする必要も無い。 大だったら多少困るだろうけど。

 今にも泣きだしそうなきよらさんをなだめる琴理さんとか、気にして無さそうだから平気平気とフォローするハチクマさんが視界の端に居る。

「押し殺した悲鳴とか、最後の断末魔的なアレはエロいですね?」

「風情があっていいよな?」

 どうフォローするべきかわからなかったので脱線してみると、分かる分かるとヤタちゃんが乗ってくる。

「そう言う事で?」

「無罪です!」

 脱線してもちゃんと修正してくれる当たり、強い。

 そもそも、やってるときに女の子が漏らすのは、男としてはむしろご褒美とかの類だと思うのだ、これでペナルティがどうのとしたら、こっちからもかけておあいこにするとか?


 ぶるっと。


 一瞬そんな事を考えてしまったので、震えと共に尿意が来てしまった。

 こちらを見たヤタちゃんが、にやぁと笑みを浮かべた。

「お主も出るんじゃろ?」

「ええ………………」

 そんな訳でっと上イレと続けようとした所で、がしりと掴まれた。

「小さい方じゃろ? ここで出して良いぞ?」

 良い事を思いついたとばかりに、満面の笑みで言うヤタちゃん。

 結果的に出るのは兎も角、もろにぶっかけるのは意味合いが違うのでは?

「あ、ずるい、どうせなら私も」

 流れに乗るミサゴ、乗るんかい。

 ちらっと、目線が動いた。

「私も!」

 ハチクマさんが名乗りを上げ。

「じゃあ私も………………」

 悪戯っぽい笑みを浮かべたツグミさんが混ざり。

「じゃあ・・・・・・」

 おずおずとスズメさんが。

「はいっ」

 元気よく琴理さんが続き。

 場の雰囲気に乗り切れていないきよらが手を上げ。

「「「「「どうぞどうぞ」」」」」

 ここだと見計らって、一斉に手を下げた、古典のお笑いネタか。

「あーもう………………」

 きよらが何とも言えない声を上げ、がっくりと肩を落とす、ツッコミの切れが弱い。


「と、言う事で、希望者は並べ」

 お約束タイム終わりと、指示を出しつつ正座の姿勢で座りなおすヤタちゃん、やるんだ?

 てっきりギャグで流して、トイレはどうした? とっとと行って来いとか言われる流れかと思ったのだが、そのまま行くらしい。


 ざばざばと湯船から上がってくる面々、ギャグじゃないんかい。

 思わず内心でツッコミを入れる。

「まあ、ソフトにな?」

 こういう感じでと、身振り手振りで首から下の方にと指示が出る。

 流石に頭からでは無いだろう。

 そこの上向いて口を開けて呑み込む気満々なのはちょっとマテと思うのだ。

 因みに琴理さんである、適正在りなのか。

 そんな事を言って居る内に、皆がこちらを中心に、車座に全裸で正座待機する。

 結局全員なのか。


(壮観だなあ・・・・・)

 全裸の美人さん達に囲まれて、尚且つこちらのおしっこのぶっかけ待ちである。

 今まで想像もしない光景であった。 思わずむくむくと大きくなりそうに成るが、上を向いてしまうと小水のラインが閉鎖されて、白濁液の方が出てきてしまうので、ちょっと待て、こっちだと精神を落ち着けて下向きに誘導する。

「先に抜いておくか?」

 悪戯っぽく舌を出して口を開けるヤタちゃん。

「中に出すんで、溜めときます」

 今日もまだヤタちゃんの日である、目いっぱい中で出して分からせたい、あわよくば孕ませたい。

「ちぇ」

 赤い顔で、なんとも言えないにやにや笑いを浮かべていた。

 それはそうと。

「出ます」

「ほれ、来い」

 その一言で、皆が身構えた、目と口を閉じたが、それでも目元口元が笑っているのが分かる。

 にやにやと促される。

  (良いのか? 出すぞ? かかるぞ? ごめんなさい)

 内心で謝罪しつつ、発射した。



 追伸

 きよら 「ありがとうございます」

 ヤタ「儂らが好き勝手やっただけじゃし、気にするもんじゃないな?」


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