第131話 流石に慣らしと小細工は要る
「なんつうか、苦しそうじゃな?」
座る位置を調整したヤタちゃんが、あっと言う間にパンツを脱がして来た。
少し引っかかって、ブルンとフル起動している本体棒が現れる。
外気がちょっとだけ冷たい。
ヤタちゃんは現れた本体棒を、至近距離で楽しそうに観察する。
触るか触らないかのギリギリで、剥けたピンク色の先端部を撫でられる。
少し出ていた先端部の涎、先走りの汁に指先が触れて、糸が引いて見えた。
「先に出した方が良さそうじゃが、どっちにする?」
焦らす様に、指先で上か下かと示してくる。
「一先ずと言わず、全部中でと言いたい所ですけど、入ります?」
ヤタちゃんの体格はコチラより小さい、物理的に入るだろうか?
「無理にとは……」
「まあ、如何にか成るじゃろう? コレでも
咄嗟に張ろうとした予防線を無視され、得意気に笑われる。
そして、先刻の台詞に若干の寝取られを感じるが、元から相手が居たと聞いて居て、関係者一同知って居る事である、アレコレ言うのもお門違いだ。
「ま、昔は兎も角、今はお主のモノじゃし、トキ産んだ時も
フォローらしいそんな事を言いつつ。パンツを脱ぎ、切った部位らしき所に、指を這わせる。
言われてみると、腹と腿の境目辺りに、うっすらと色が違う、傷跡らしきものが見えた、段差も何も無いので、言われないと、服とかの帯の痕とか、皴かなんかにしか見えない。
「綺麗に治ってるんですね?」
「流石に昔の事じゃからな?」
ちょっとだけ、誇らし気だった。
「だがお主のは少しデカいか?」
首を傾げて小さく呟き、少し真面目そうに指で戦闘態勢の本体棒の長さと、自分の下腹部の位置取りを確認している。
指での目測で、大体ここまでかと示される、臍の辺りまで行くんじゃないだろうか?
そんな事を言いながら、何かのチューブをを取り出した、外装が半透明で、内容物も透明なのが見える。
「この時点で儂の方もそれなりに濡れとるが、流石にきつそうじゃから、念のため使っとくぞ?」
先程からヤタちゃんは片手の指先で自分の穴を軽く解している、くちゅくちゅと、卑猥な水音が響いて来ていた。
パチ
プチュ
ヤタちゃんが開封したソレを、自分の小さな穴に押し付けて、中に流し込んだ。
「ん……」
ヤタちゃんが小さく呻く、少し予想外の光景に、目を奪われた。
パチン
小さく鳴って蓋が閉じられる。
「今のは?」
「医療用の中に入れる潤滑剤、なにしろ久しぶりじゃからな?」
見て見るか? と、軽い感じにソレを渡された、確かに、そのまま医療用潤滑剤と言う文字が書かれていた。
業界の専用品らしく、何の説明も無いが、おかしなものでは無いのだろう。
「基本的に、痛いのは嫌じゃしな?」
そんな事を言いながら、もう一度馴染ませるように指先を動かす。
くちゃくちゃ
先程より粘液量が上がったらしく、湿った音が大きくなった。
「ほれ、お主も試しに……一先ず小指か薬指辺りからじゃな?」
空いて居る手で、その部位に誘導される、軽く触れると、もう内蔵だと言う感じの熱とかを伝えて来る。
先程入れた液体は、もう馴染んでいるのだろうか?
くちゅ
「ん……」
小さなうめき声と、水音と共に、指先が中に沈み込んだ。
追申
使った潤滑剤、ソープとか一般プレイ用の奴じゃなく、ちゃんとした医療用ジェルです、身近な使用例だと超音波、エコー検査の時に塗りたくるアレです。
舐めても飲んでも安心で、皮膚に残ってもカブレない、一般的なローションよりは割高ですが、気に成る人は常備しておいても悪くないんじゃないかと。
ヤタちゃんは風呂入ってた時に、冷たくない様にと、ちゃっかり湯船に浮かべて温めてました。
作者は蜂蜜、蜜蝋、アロエ軟膏にも多少のアレルギーが有るので、こう言うの細かいのです。どっかのエロ漫画で女性に気を使って蜂蜜アロエのオーガニックローションで濡らして突っ込むと書いてあって一人でぶちぎれました。
潔癖気味とも言いますが。
経口摂取なら経口寛容って言う逃げ道、正しく消化吸収される分には言う程悪さをしないと言うのが有るのですが。
経皮接触、消化吸収以外、特に粘膜や傷口でアレルギー物質に触れるとエグイ事に成ります、茶の雫石鹸事件みたいなのです。
一般的なローションは口に入れても大した悪さをしませんが、皮膚について洗わなかった場合、かなり荒れます、でもって、使った人なら分かると思いますが、ローションはかなり落ちにくいです、中は流石に洗い難いので、中に入れるなら医療用を。
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