第73話 暴走

 さて、この溢れるパトスはどうしよう?

 浴衣を引っ掛けながら思う、何と言うか、下半身思考モードに成って居た。

 ギンギンであった。思わず注ぐ相手はどうするかと、ギラギラと目線が動く。

 何もせずに治められない事も無いが、一言煽られてしまったので、自覚が出てしまった、コレは言い出しっぺの法則を。

「因みに、実を言うと予防接種は基本的に全員済んどるから、基本的に旅館関係者は全員大丈夫じゃぞ?」

 いきなり選択肢を拡大しないでほしい。

「儂に関しては無駄打ちじゃから、周期的にスズメとか捕まえたほうが予定表的にはスムーズじゃな?」

「周期?」

「排卵周期、気にするもんじゃろ?」

 何それ怖いと言いたいところだが、ミサゴがそういえば気にしていたなあと思いだす。

 だがそもそもスズメさんが誰だか覚えていないと言うのは失礼だと思うし、口説く相手として間違えていると思うのだ。

「まあ、お主が好きなように........

 がしっと、ヤタちゃんの手を掴んだ。

「好きなように.....」

 ヤタちゃんの目が泳ぐ。

「最終的に全員抱いても構いませんが、今抱きたいのは貴女です」

 思わずそんな事を告げた。

「........阿呆」

 満更でもなさそうに、目を逸らして、真っ赤に成って言われた、コレってあれだよなあ、嫌よ嫌よもと言う奴だよなあ。

「って事でやってきます、後で独占期間の埋め合わせはしますんで」

 申し訳なさそうにハチクマさんに告げる。

「あんまり気にしなくていいですけど、いや、覚えていてくれると嬉しいですけど、せめてちゃんと着て下さい」

 ハチクマさんからツッコミが入る、確かに前が開いたままだった。


 ハチクマ視点

 うん、順当。

 アレはどう見てもokサイン。

 ヤタばあちゃん相手に殴り合いとか投げ合いしたら、私でも絶対に敵わないので。

 振り払わなかった時点で何を言っても無駄なのだ。



 追伸

 考えて見たら、翡翠視点じゃ知ってる人が大分少ないと言う問題が。

 そんな感じに翡翠側としては順当ですので。


「貞操逆転世界の温泉で、三助やることに成りました」

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