黒い影のダイヤモンド

「Dies（さ） ist（す） in（が） der（は） Tat（本） ein（国） Fahrzeug（の）, das（専） für（用） Könige（車） reserviert（両。） ist（見）. Lassen（た） Sie（目） sich（に） nicht（だま） vom（されて） äußeren（は） Schein（いけま） täuschen（せんね）.」


　そう言ってディルクは、運転席側に向けていた銃をミハイルへと向け直した。


「Sven（スヴェンッ！）!」


　ミハイルは運転席から垂れさがる左腕に叫んだ。返事はない。ハインリヒとルートヴィヒはミハイルを背に隠す。


「Was（何） ist（の） der（目） Zweck（的だ）?」


「Denn（私） ich（の） möchte（敬愛）, dass（す） der（る） Mann（方）, den（に、） ich（次） am（期） meisten（国王に） schätze（なって）, der（い） nächste（ただき） König（たいから） wird（ですよ）.」


　固い声で問うハインリヒに、ディルクは胸の内ポケットからスカーフを取り出す。


　絶望になびく黒い布地には金色のダイヤモンドが描かれていた。

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