キャラクター紹介8 + 用語紹介
アルテスタの収穫祭も無事に乗り越え、次章に移ります。
その前に、ここまでの人物紹介をさせて頂きます。
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【主要人物紹介】
・ラメンタ=アンダンテ
性別:女性
年齢:19歳
種族:
一人称:アタシちゃん
キャラクターイメージ
https://kakuyomu.jp/users/kinkuma03/news/16818093074159193910
ピンクブラウンの髪をサイドに纏め、抜群のスタイルを持つ女性。
芸術の街アルテスタの音楽酒場ユメクジラで毎夜演奏をするバイオリニスト。
性格は人怖じせず、社交的、
学生時代の性格は現在と真逆で、孤立しないように周囲の顔色を伺い、やっかみを受けないよう演奏をするときも常に周りに合わせていた。
しかし、”マナ欠乏症”に罹り、周囲から孤立。
自棄を起こして音楽も命も捨てようとするも、アニマート(後述)との出会いで思い留まる。
以降、アニマートを想い続け、性格も彼に寄っていき、現在の明るい性格になった。
音楽に関して抜きに出た才能を持ち、その演奏は誰もが『別格』と感じるほど。
更に固有魔法で”音”に干渉し、本来なら鳴らないはずの音色を出すことができる。
楽器をコンバートしても、影響を見せない本物の天才。
・アニマート=ラルゴ
性別:男性
年齢:20歳
種族:
一人称:オレ
キャラクターイメージ
https://kakuyomu.jp/users/kinkuma03/news/16818093076157039074
目が隠れるほど伸びきった前髪で陰鬱な雰囲気を纏った男性(登場時)。
あるがままの風景と色彩を追求する画家。
初登場時の性格は暗く、ネガティブ思考、更に周囲に人を寄せつけないの三拍子。
元々の性格は明るく、周囲と群れない(媚びない)が思いやりがあり、子供好きの優しい性格だった。
アニマートが描く絵はあまりにも先鋭的過ぎて周囲に認められず、こき下ろされ続けた結果、学生時代とは真逆の歪んだ性格になってしまった。
捻くれてしまっても変わらず傍にいてくれたラメンタのお陰で、章中盤から徐々に自信を取り戻し、終盤には髪も切り、元の明るさや思いやりに加え、自らの絵に確固たる信念を持てるようになった。
評論家にこき下ろされたアニマートの絵は、
アルテスタの絵画がルネサンス期に似たトレンドだった為、評価されなかった背景がある。(所謂、時代が追いついていない状況)
頭の中だけで絵の構図を完成させる、異常な筆の早さと色彩感覚、など、卓越した才能と技量を持っている。メルミーツェの評価は「バケモノじみた天才」。
・ルベラ=ネッカム
性別:女性
年齢:49歳
種族:
一人称:ウチ
キャラクターイメージ
https://kakuyomu.jp/users/kinkuma03/news/16818093075274339788
赤髪に金色の瞳、年齢よりもずっと幼い見た目の女性。
chap.8のバベルからメルミーツェについて来た
瞳は弟と同色だが、性格や印象は真逆。
いつも眠そうな弟に対し、ルベラは活発で少し臆病ながらも社交的。
ラメンタとも馬が合い、いつの間にか愛称で呼び合うほど仲良くなった。
口調は東北訛りに近いイントネーション。
面倒見が良く、気ままに行動する弟スフェンをいつも気にかけている。
その為、スフェンもお姉ちゃんっ子に育ち、姉弟仲は極めて良好。
頭の回転が速すぎる弟の通訳になることも多い。
【その他登場人物】
・エラト
痩せた体躯に色艶の悪い毛並みの猫人族の男性。
不健康そうな見た目であるが、アルテスタの実業家の令息にして芸術家。
先鋭的なアニマートの絵を否定し、幾度も妨害をしてきた。
本編では背景が語られていないが、妨害の動機はアニマートの才能への嫉妬から。
【名前のモチーフについて】
登場キャラクターの名前の大半はモチーフがあります。
大体は種族や色や性格を象徴する言葉をそのまま使ったり文字ったりです。
例)
ミーツェ ⇒ ドイツ語の「猫ちゃん」から。
ファルナ=ティクス ⇒ ファナティック(狂信者)から少し文字る。
イーリエン ⇒ 中国語の「愛着」から。
などなど……
chap.9の主要人物であるラメンタとアニマートはどちらも音楽用語で、彼らの背景に絡めたモチーフにしています。
ラメンタは「ラメンタービレ」、哀し気な演奏。
アニマートはそのまま「アニマート」、活発な雰囲気の演奏。
どちらも過去の二人の性格を名前にしています。
ファミリーネームのアンダンテとラルゴは、どちもゆったりとしたテンポ感のときに使われる用語。徐々に性格が変わっていったこと過去背景を表しています。
スフェンのお姉さんのルベラはルベライト、捻りはありません……
【用語紹介】
・マナ欠乏症
世界共通で忌み嫌われている、三大忌避の一つ。(残り二つはキメラと
魔法を使う為のマナの総量が爆発的に上がり、出力も異常に高くなる。
一見すると、魔法の才能を開花させたように見えるが、実際はマナが自然から補充できなくなり、いずれ枯渇する。
マナが枯渇した後に魔法を行使しようとすると、生命力(≒寿命)を削ることになり、全く魔法を使わない場合でも徐々に命を蝕み、長くは生きることができない。
治療法はなく、血液を介して感染することから、罹患者の大半は、差別を耐えて少ない寿命を生きるか、戦場で力を使い切って散るかのどちらか。
病と判明したのも近年で、それ以前は『神の呪い』や『神罰』と称され、呪いの類いと認識されていたことが三大忌避となった原因でもある。
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