鮫(さめ)三冬
涅色の暗きより鮫浮上せり
くりいろのくらきよりさめふじょうせり
【サメ目撃譚】
モルディブでボートダイビングしていたときのこと、ドロップオフの暗い崖を背景にしてズラリと勢ぞろいしたサメたちに遭遇したことがある。
距離がやや離れていたこと、インストラクターが大丈夫とハンドシグナルしてくれたことなどあり、それほどテンパることはなかったが、稀なる光景を目にしたものだと今更ながら思う。
しかしサメの特性をあらためて知ると、少し離れていたとはいえ、瞬間速度(約30~40km/時間)で向かって来られたらどうなってたの?などと思ったり。
沖合の深いところでなくてもサメはいて…
リーフでシュノーケリングしていたとき、突然目の前にサメが出現した。
多分小さな子ザメだったと思うが、水中では大きく近くに見えて、これはさすがにテンパった。
あわてて方向転換、岸を目指したが…
夕食の時、現地の人にその話をすると
「ここのサメはエサがたくさんあるから人間を襲わない」
「でも、あまりパシャパシャするとカメと間違えられて危ない」 と言われたのだった。
ちなみに、鮫が冬の季語である所以は冬の美味だからということらしい。
https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16817330649642502149
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