第13話 自分を責めること
自分を責めること、自分を否定することについて僕の経験を書いてみるね。
最初の方に書いたけれど、僕が生まれた時、母さんは僕がこんな身体で生まれてしまったのは自分のせいだと責めていた。現実を受け入れられなくて、自分を否定していた。
その時の記憶がぼんやりとだけど残っている。
僕は母の感情や心の動きをそのまま自分のものとして、自分の中に取り込んだ。
特に母親と子どもは繋がりが深いから、こういうことはよくあると思う。その自分責めと自己否定のエネルギーは、僕のパターンとしてずっと心の奥底にあって、癖にもなっていた。
嫌なことが起きるたびにその癖は発動して、僕は自分を責めちゃって苦しかったんだ。
ある時、自分のオーラを視ていたら、自分を責めるたびに重たく暗い色が混じってきて、オーラに穴が空いちゃいそうになるって気付いた。少し穴が空くとそこからエネルギーが出ていってしまうんだ。
自分の想いの力ってすごく大きい。
それが分かって、自覚できるようになると、もし自分を責めそうになっても、「違う違う」ってまた自分の真ん中に戻ってこれるようになった。
今回の視力検査のハプニングでも、あんな場所であんなタイミングで吐いちゃうなんて最低だと思った。自分はなんでこんなに人に迷惑をかけちゃうんだー。もう消えてしまいたいーって一瞬思ったよ。
でも、必要以上に責めなくていい。
今できることをやるしかないし、いつか、どんな形になっても、色々優しくしてもらったこと、みんなにお返ししよう、と思った。
その気持ちを忘れないようにすること。
それでいいんだと今は思っている。
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