第2話 シナリオ

以下シナリオ本編↓

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とある休日の午前中。


予定もなく、家でダラダラと休日を過ごしていた探索者。平和と怠惰の微温湯に浸かっていたPCだが、不意に携帯へメッセージが届く。(携帯を持っていない場合は手紙が唐突に目の前へ表れる。)


差出人及び発信者は不明。その中身を覗けば、その内容は丁寧かつ達筆な字でこう綴られていた。


【「やぁ、【PCの名前】君。僕も君と同じように暇を持て余していてね。良かったらこの休日の一時を君とともに過ごしてみたいと考えている。」

「そうだね、万人受けして、適度に楽しめて、なおかつ盛り上がる。...カラオケなんかどうだろうか。と言う事で、先に君の家の最寄り駅近くのカラオケ店で人数分、予約を取っておいた。」


文章の途中には、手書きであるにもかかわらず至極正確な、PCの家の最寄り駅からとあるカラオケ店への簡易的な地図が描かれていた。


「時間は午後1時からだ、参加を心待ちにしているよ。人数は多い方が盛り上がるからね、他にも人を呼んでいるから僕以外にも人が来るかもしれない。そのことについては把握しておいてくれ。」】


この内容を読んだ探索者は、自分の名前や家を把握されている事に言いようのない強い違和感と不安感を覚える。【SANチェック:0or1】


・メッセージに対して【目星】が振れる。


【目星成功情報】

手紙の裏、もしくはメッセージを下にスクロールしていった先に、このような文章を見つける。「あぁ、ちなみにこれは強制参加だよ。時間までには到着しておく事をお勧めする。」



メッセージを受け取った探索者から自由行動です。早めに店へ向かってもよし、身支度を整えて準備をするもよし、そもそも店へ行かない、という選択肢も取れます。


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記載されていた午後一時、時間になると同時に、「店へ行かない」選択肢を取った探索者たちは、一瞬にしてカラオケ部屋の中へ瞬間移動させられる。【SANチェック:1or1d3】



店へ移動した探索者。駅からそう遠くない場所にあり、地図も非常にわかりやすかったため、特に迷うことも無く到着できる。

移動手段は徒歩でも車でも自転車などでも構わないが、乗り物でくる場合は空いている駐車場を近くに見つけられるか【幸運】で判定する。


カラオケ店内へ入れば、店員に接客されて予約していた部屋へと案内される。


(時間より早めに来ている場合は、【アイデア】が振れない。)


・部屋へ移動する前に、【目星】【アイデア】(どちらも同じ情報)   更に、【目星】もしくは【アイデア】どちらかに成功している状態で【心理学】が振れる。


【目星成功情報】

予約者名簿の中に、一つだけ予約者の名前欄が空白なのに、”探索者の人数分”の人数が記載されている一つを発見する。

【アイデア成功情報】

定員に確認で見せられた予約者名簿に違和感を感じる。予約人数が”探索者の人数分”しか記載されておらず、かつ予約者の名前欄が空白になっている。


【心理学成功情報】

店員は欄が開いていることに対して全く違和感を持っていないようだ。

(この情報は店員へRPを行う事でも得ることが可能。)



予約されていたカラオケの部屋へ向かうと、そこには既に一人の少年が据え置きの椅子へと腰かけていた。ごく一般的なカラオケ店内には似合わぬ美貌の少年だ。

「先に待たせてもらっていたよ。座って座って、」と見惚れてしまうような微笑で着席を促してくる。透き通る様に真っ白い髪色にと肌、金色の瞳に華奢な体躯、もちろんAPPは18だ。


以降RP~



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【カラオケ部屋内でのゲーム処理】

・DEX順に【芸術:歌唱】を振る。成功した回数だけシナリオクリア時のSAN回復が増加する。(ボイセで行う場合、歌ってもらって上手かったら成功。KPの裁量である。)(なお歌って失敗を成功に変えられるのは3ラウンド目のみである。4ラウンド目以降はPLが歌っても意味はないものとする。)

・ラウンドが3巡した時点で時間が終わってしまうが、お金を払えば普通に延長が可能である。(15ラウンド目で次の予約客が来てしまうため強制終了となる。)

・一人4回までSAN回復を増加させられる。5回以上成功してもクリア報酬には影響しない。




【クリティカル処理、ファンブル処理について】

・ファンブル処理→報酬増加上限の数値が1回分減る。(初期4回→3回へ)

・クリティカル処理→報酬増加上限値が1回分増える。(初期4回→5回へ)

(クリティカル、ファンブルでの報酬増加上限値の加減限界は1~7とする。)


1クリティカルを出した場合、少年が「...おぉ、人間にしてはなかなかやるじゃないか、...おっと口が滑った(ニヤニヤ)」とほめてくれます。(※問いただしても言いくるめられます。)


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終了時間まで目一杯歌った探索者たちは、多少の疲労感と満足感、あるいは達成感に満たされているだろう。

少年はそんな探索者を見て、「僕はこの後もこの部屋で知り合いとの予定があるんだ。今日は楽しかったよ。延長の追加料金も含めてお金は僕が払っておくから安心してくれ。君たちとはここで解散かな。」と帰宅を促してきます。


【言われるがまま帰宅する】と【「知り合いとの予定」にご一緒させてもらう】の選択肢でエンドが分岐します。


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