心が見えないからこそ気になる存在

主人公の人見一透ちゃんは感覚的に人の心の感情が見える女の子。
だけど隣の席の九十九くんだけはなぜかその心が見えなくて……

人見一透ちゃんの葛藤がとても上手に描かれています。
失敗したり落ち込んだりする様子は思春期の学生らしさを感じる一方、『なるほど』と感じさせる大人っぽい考え方が読者の心に深い共感を与えてくれます。

そして人見一透ちゃん以上に大人っぽい思考の九十九くん。
クールでスマートに物事を解決できてしまう彼にはどのような景色が見えているのだろうか……

二人の関係性も気になりますが、どのような経緯があってあのプロローグに繋がるのかとても気になります!
物語完結まで見るっきゃない!