第5話 短編とは何を書くのか?
ユウキ「今回は短編の書き方を紹介だ!」
アリス「短編は構成力を上げると言いますが、どう大事なのですか?」
ユウキ「長編小説を完結させて上がる、構成力レベルを10としよう」
アリス「ハードルが高い為、結構上がりますね」
ユウキ「短編は大体半分。5くらい上がる」
アリス「ええ!? 数千文字書くだけで、半分もですか!?」
ユウキ「その分難しい。だからここで書き方を、解説しようと思う」
アリス「書けるようになれば、劇的に力が上がりますね」
ユウキ「多分短編をかけない人は、こんな悩みを抱えているんじゃないか?」
何を書けば良いのか、分からない
アリス「確かに。短編と言われても、実際何を書けば良いのか……」
ユウキ「俺も同じさ。だが書き方さえ理解すれば、意外と書けるようになる」
アリス「短編にもやり方があるのですね」
ユウキ「短編で書くべきことは、以下の2つだ」
1.日常の中に非日常
ユウキ「長すぎても短すぎてもダメ。短編は題材を絞る必要があるんだ」
アリス「登場人物も、絞る必要がありますね」
ユウキ「無駄な描写を避ける為、当たり前の日常は書かない!」
アリス「その為に、非日常に注目すると?」」
ユウキ「ああ。短編は描写出来る事が少ない。だから最低限で理解してもらう必要がある」
アリス「最低限で理解するとは?」
ユウキ「職業と名前だけ設定して、どんな車に乗っていて格好を書かないとかだな」
アリス「なるほど……。警察ならパトカーだけで、十分ですものね」
アリス「日常の中の非日常とは?」
ユウキ「俺達は毎日日常を繰り返す。仕事して、ジムで鍛え、小説を書く」
アリス「それはユウの日常でしょう」
ユウキ「繰り返す日の中。もし通勤中、大事な書類を盗まれたら?」
アリス「何がなんでも取り返す事になるでしょうね」
ユウキ「他にもジムが閉鎖する事になったら? パソコンが壊れて賞に間に合わなくなったら?」
アリス「なるほど。非日常とはちょっとした事件の事ですね?」
ユウキ「うん。ルーティンの中に、変化を及ぼす。それが非日常だ」
アリス「なるほど……。当たり前の中の小さな事件に注目するですか……」
2.日常を別の角度から一点集中見てみる
ユウキ「前回紹介した、缶詰で短編を書いた人を覚えているかな?」
アリス「ええ。その題材で良く書けましたね」
ユウキ「ざっくり説明すると、主人公の缶詰への拘りをコメディで書いたものだ」
アリス「先程の非日常とは違い、日常的なものですね」
ユウキ「それでも成立するのは、日常的な事を別の視点で見ているからだ」
アリス「どう言う意味ですか?」
ユウキ「普段みんなが意識しない、缶詰の選び方に注目した作品だったぞ」
アリス「缶詰の選び方?」
ユウキ「例えば酒と飲みたい時は魚の缶詰。ご飯と食べたいときはシーチキンの缶詰など、主人公の拘りを書いている」
アリス「確かに普段何気ない選択ですが、それで短編が書けるのですね」
ユウキ「こう言ったさり気ない行動を集中して、切り取る事も短編だ」
アリス「その為には、当たり前の事を別視点で見る必要がありますね」
ユウキ「短編で何を書けば良いのか、理解してもらえたかな?」
アリス「書く事は分かりました。ですがどう書けば良いのか……」
ユウキ「だろうな。と言う訳で、次回は非日常の書き方を解説だ!」
アリス「順序立てて、短編を作っていくですね」
ユウキ「みんな、今回もありがとな! 次回も宜しく!」
アリス「お願いします」
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