不遇スキル【鑑定】はどんな魔物の弱点も見抜く最強スキルでした〜「鑑定は地味でバズらない」と配信者ギルドをクビになった鑑定士、うっかりS級ボスをワンパンしてバズる。今更戻れと言われてももう遅い
第20話 新見さんをデートに誘ってしまいました(好きすぎて辛いです🥺 桜井ルナ視点
第20話 新見さんをデートに誘ってしまいました(好きすぎて辛いです🥺 桜井ルナ視点
「……はわわっ! に、新見さんをデートに誘ってしまいました……っ!」
「……? どーしたのルナちゃん?」
香月社長と、DLiveの会議室で打ち合わせ中です。
「は……っ! ごめんなさいっ! なんでもないですっ!」
「……そう? 今回の企画は、大阪ダンジョンでD学園とのコラボ配信で——」
「えへへ。新見さんとデート……(新見さんと朝まで一緒に、酔ったフリしてホテルに行っちゃって)
「ルナちゃん、欲望がダダ漏れしてるわよ」
「 (新見さんとホテルであんなことやこんなことして……一緒に住んで夜にいろいろ♡)
「完全にアッチの世界に行ってるわね。現実に帰って来なさいっ!」
ぽんっ!
香月社長に肩を叩かれました。
「は……っ! す、すみませんっ! 少しぼんやりしていました……」
「少しどころじゃないわよ。5分間は【夢の国】に行ってたわ……」
「……ごめんなさい」
「ルナちゃんは、新見くんのことが好きなのね?」
「ええっ⁉︎ 誰がそんなことを⁉︎」
「さっき自分で言いまくってたわよ……」
呆れた調子で言う、香月社長。
恥ずかしくて、顔が熱くなってしまいます……
「事務所の決まりで、配信者同士で付き合うのは禁止だから、リスナーさんに知られないようにね」
「はい……わかってます。(新見さんとえっちなことできないなんて、サイアクですっ!)」
「こらこら。また欲望が漏れてるわよ……とにかくルナちゃんは人気配信者なんだなら、炎上には気をつけなさいね」
「すみません……」
「はあ……これでライバルが増えちゃったわね」
「えっ? 香月社長も——」
「ほらっ! 打ち合わせの続きやるわよっ!」
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