魔王討伐に遅刻した挙げ句行くのを辞めた勇者は国王に怒られたので新たなメンバーと共に追いかけます

花色波紋

第1話 遅刻

「本日はお集まりいただきありがとう

勇者カイト、僧侶リカ、魔法使いリナ、戦士シオン

この度はお願いがあってソナタ等を呼んだ

最近魔王が復活し魔族が民を襲っていて困っている、なので復活したばかりの魔王を討伐して欲しい」


「おまかせ下さい国王様この勇者カイト、僧侶リカ、魔法使いリナ、戦士シオンで必ずや魔王を討伐し魔族から国民を守ってみせます!!」


「では、旅で苦労しないように1人20万ゴールドを渡す

これで魔王を宜しく頼む」

※1ゴールド10円の価値


勇者たちは、お金を貰って出立の準備を行う

(薬草と毒消し草とMPポーション…etc)

とりあえず街まで必要最低限の物を各々買い揃えた、装備も新しい物に変え2万ゴールドを使った


「よし!

準備も出来たし明日の早朝、門が開く時に集合し魔王討伐へ出立しよう!」

俺、勇者カイトは皆に伝えた


「賛成だ!万が一遅刻したやつは置いて行くからな!(笑)」

戦士シオンは笑いながら答えた

「国王様直々のお願いなのに遅刻する人なんていないでしょ!?ましてや私達勇者パーティよ?」「ね〜!!」

リカとリナも笑いながら答える

「じゃあ明日の早朝!時間厳守で魔王討伐出発だー!!」

俺は士気をあげる

「おーー!」握った右の拳を天へと掲げる



その夜

………寝れない

……寝付けない

…ヤバい


…数時間後ようやく勇者は寝付く事ができた

「いや~良く寝た!!」

今日から魔王討伐頑張るか!!


部屋の窓からは子供の声がする

「今日は昼ご飯なぁに?」

……ファッ!!

ん?昼?んんんん〜?


やべー寝過ごしたーー!!!

急いで門まで俺は走った。

が…そこには誰もいなかった…


(ドドドどうしよう)

とりあえず気持ちを落ち着かせる為宿に戻った


気持ちが落ち着いた俺は

(今から行っても何か気まずいしなぁ〜

どうするかなぁ〜)

勇者は1日中考えて眠りに落ちていった


置いて行かれて2日目、勇者は顔を隠して食料の買いだめに街を歩いた


3日目

勇者は引きこもりになった


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