詩
マァーヤ
詩
リラの木陰にうずくまり 小鳥のさえずり聴いていた
そんな季節を通り過ぎ 香りだけが記憶され
事あるごとに思い出す 鼻をくすぐるくしゃみのように
空に虹を期待して 太陽の輝きに目が眩み
おぼつかない足どりのまま コンビニへの道歩いてた
なんでもポケットにしまうクセ 洗濯のたびに嘆いてる
知らぬ間に爪は伸び 加減わからずかきむしり
眠れないまま朝をむかえて 家を飛び出した
甘い匂いのおしゃれなパン屋 その裏路地は寂しくて
もう素直にうずくまることもできないよ
サンダル踏み鳴らしていたあの頃に 作った鼻歌どこいった?
あぁもう十分年齢だけ大人になった
ただ、そよ風だけが頭をなでてくれるんだ
詩 マァーヤ @maxarya
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