一年間ポケモン対戦を終えて
率直な感想としまして、ポケモン対戦、疲れる……。
前回、シーズンが終わったことに対して「テスト明けの解放感」と称しましたが、まさにランクバトルってテストそのものみたいなイメージですね。
ランクバトル最終日というテスト当日でよりよい成績を残すため、日々テスト勉強(対戦環境把握、ポケモン育成、パーティ構築組み、プレイングスキル向上)に明け暮れる。
しかもこれが毎月行われる。そりゃ……疲れるよ。
この一年間、とくにランクバトルを始めてからというものの、気分的には受験生みたいなものでした。
ただ受験とかテストとかは、勉強すればするほど自分に返ってくるものがあります。学校のテストであれば好成績なら進級や進学が有利になりますし、社会人であれば資格を得られてスキルアップで収入が上がるかもしれません。
でもポケモン対戦って、そういうのないわけじゃないですか。
身も蓋もない言い方すると、ランクバトルで最終三桁順位を取ったからといって、一般の方からしたら「だから何?」という反応になるわけです。
いやまあ娯楽であるゲームはあくまで自己満足の世界ですから、これが動画配信とかプロゲーマーみたいにゲームで生計を立てているわけではない以上、自分自身が満足できていればそれでいいのです。
ただ考えてしまうのは、実生活に何も役に立たない自己満足のゲームにおいて、自己満足の枠を大きく超えて疲れて苦しんでまでゲームをする必要はどこにあるのだろうか、と一年間ポケモン対戦をしてきて今我に返っている状態です。
最終三桁順位は何とか達成しましたけど、では次の目標としてレート2000とかになると、時間的にも体力的にも到底無理だと感じます。
思い返してみると、この一年間、仕事のスキルアップに繋がるような勉強は一切しませんでした。これまでスキルアップにあてていた時間をフルにポケモン対戦へと使いました。仕事については、言ってしまえばポケモン対戦を始める以前に身についているスキルだけでこの一年間仕事をこなしてきました。それで通用している点について「さすが自分!」と驕っている一方、社会人としては失格だと負い目を感じている自分もいます。
また家族についても、今のところ一定の理解は得られている(と思っている)のですが、平日の朝早く起きて仕事行く前にポケモン対戦をして、休日は家に籠って一日中ポケモン対戦をして、果てにはランクバトル最終日に朝5時起きしてポケモン対戦に挑んでいる姿は、果たして家族の視点ではどう映っているのだろうか? こんな生活を続けていれば愛想をつかされるのも時間の問題である。
こういったことを思っていくと、純粋にゲームに明け暮れるには、自分は実につまらない大人になり過ぎてしまったのではと痛感させられます。
年寄りみたいな言い方をすると、小学生の頃に謎施設に集まって初代ポケモンの対戦に明け暮れていた方が楽しかったような気がします。
今のポケモン対戦も楽しいですけど、楽しいだけではダメなくらいに年齢を重ねてしまったような気がします。立場とかしがらみとかもそうですけど、単純に体力的な問題としても、ゲームばかりやっているわけにはいかないな、と。
いやだね~。大人になるのは本当に嫌ですね。
この一年間ポケモン対戦をしてきて気がついたのは、自分がいつの間にかつまらない大人に成り果てていたことですね。ポケモンは残酷です。
正直、この一年というちょうどいい区切りで、ポケモン対戦への向き合い方を考え直すべきだと思いました。
とはいえ別にポケモン対戦を辞めるわけではなく、仕事や家族といった私生活と折り合いをちゃんとつけて、無理なく適度にポケモン対戦を楽しむ加減を、これからのポケモン対戦二年目で模索していくのがベストかと思います。
何事も熱中し過ぎるのはよくない。
……といいつつシーズン12もガッツリランクバトルをやって最終三桁順位を狙っているかもしれませんけど!
あと個人的な見解として、ランクバトルよりもソロでテラレイドバトルを周回している方が楽しい。
仕事から帰ってきた夜に、一通り家のことを済ませて寝るまでの間の自由時間で、YouTubeや録画したアニメを見ながら、晩酌もしつつ、携帯モードにしたswitchでレイド周回するのが気楽で最高に楽しい。
一方ランクバトルは真剣勝負ですから、間違っても動画視聴しながらや、ましては晩酌しながらランクバトルなんてあり得ない。
そんなこんなで、もしかしたらポケモン対戦二年目はランクバトルではなくカジュアルバトル勢になっているかもしれないと、なんとなく感じています。
とにもかくにも、いい感じにポケモン対戦と向き合えるラインを探して行きたいです。
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