蛍川

熱残る河岸に漂う光

冷んやりとした虚ろな光

生命は河に集まっているのだろう

光と光が重なり何処かへ飛んで行く

飛ぶ事を恐れていない数多の光


それらの輝きに思わず涙が出る

なのにどうしてオマエが居るんだ

否認して否定して否運に怒る

歩幅を合わせるな 顔を覗くな

光の群れが居なくなった暗闇に私は溶ける



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