第33話リンバvsパイアvsタナトス


「げ、月面!?真空じゃないのか?息が!」


喉に手をやり仰け反ったが、呼吸は不調ではない。


「そういうこっちゃ輝!」


地球の荻原ジムから一瞬にしてタナトスに招兵された大原が月面に立って居た。


 タナトスは両手を後ろに回し、高い鷲鼻を上に向けて青い眼で大原輝を見詰めた。

 「そんなに観ないでよお婆さん!?」


輝を無視したタナトスが、エールを送る。

「お前の相手はパイアだから!」


腕組みをして月面に立ったパイアを睨んだ!

「毒は抜いて有る。」

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