自分の中に、一ミリだってないと言い切れるだろうか。

何故、人を平気で非難するのに、

自分は悪という存在から切り離されていると考えるのだろう。

悪は、誰一人として、逃がさない。

いつだってそれは、人の心に潜んでいる。

小さな、小さな悪も。

塵も積もれば山となる。

山になったら、後戻りはできない。

真っ直ぐに、希望の見えない暗闇を歩くだけ——

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