第2話  あれおかしいですね



最後はなんとか言うことが出来たよ。


ありがとう死神さん。

あれ最後の方、時間オーバーしてたよね。


“どういたしまして”


どこかでそんな声が聞こえた気がした。



でもここはどこなんだろ。

なんだか起きなきゃいけない気がする。


あたしの人生は 可もなく不可もかった。

最後は好きな人と言葉もかわせた。


そろそろ時間みたい

眠くなってきたよ。



今ここで寝てしまったら

あたしというものは無くなってしまうだろう。


でも不思議と怖くない。

あっちの方が知り合い多いからね


では今度こそ

どこにいるか分からないものに挨拶しよう


消滅する前に



私という物語はこれで完結です。

最後までご覧頂きありがとうございました。


次回作にご期待ください。



その時は、あたしじゃ無くなってるけどね!

じゃね




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る