Ep003 ネット恋愛編 朝までお喋り
速読マスター方法が得たくて彼と連絡を取りたかった。ただ、それ目的のために電話をするのは申し訳なく出会った日から2〜3日の時間を空けて連絡をしてみた。
「元気にしてる?読書音声ルームで君の話題になったよ。」「あ、そうなの?何話したんだろ?」「主さんがいない時に本をとんでもなく読んでいる素晴らしく賢い学生の子が来たと話したら、主さんも女性の方も直ぐ分かったよ。君が酔っ払いに絡まれたことを話したら主さんがめっちゃウケてた。」「おおい笑 話そ?」「家事してくるから、ちょっと待って欲しいのだけれどいい?23時半くらいでいかが?」「いいよー待ってる。」「ありがとう!」
速読マスター方法を詳しく教えてもらったが、これが目的で話していることを悟られないため他の話もした結果、本以外でも彼とは話が弾む。互いの家族のこと、友人のこと、趣味、映画、ドラマなど多岐に渡って話す。私たちは23時半から翌朝5時まで夢中になって話した。
旦那さんのお弁当準備があるため5時で電話を切った。楽しかったけれど、なんで親より年上のおばさんと話してくれるのだろうと疑問を感じた。
世の中には物好きな若者もいるものだなと思った。まあ私は趣味趣向が男性寄り。長年付き合いのある男友達も多い。20歳の子にも面白いと思ってもらえたのかな。速読方法も教えてもらったし、しつこく思われるのも嫌なので私から連絡するのはやめておこう。そう思った。
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