呪い
彼が血を求めるのは本能で。
渇いた喉を、飢えた心を満たす幸福。
抗えない衝動を、拒むのもまた血なのだと。
知ってしまえばもう、祈りすら届かない。
彼の唯一が、毒であったなら。
彼を満たすのは、罪ですか。
ああ、神様。
罪深い私を、どうか許さないで。
あなたをこの血で苦しめる私を
どうか許さないで。
毒を喰む吸血鬼 宵月碧 @harukoya2
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。毒を喰む吸血鬼の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます