怪盗ファントム1

ネコを愛する小学生(中学生)

第1話 怪盗ファントムからの手紙


 ある時から世間では、一人の人間が話題になった。その名は怪盗ファントム。どんなものでも盗んでしまう凄腕の怪盗だ。

第一章 怪盗からの手紙

 澄んだ空気が夜の町を包み込んでいて、この日は風が少し肌寒く感じる夜だった。

夜の町からは、人々の楽しそうな笑い声が聞こえてくる。

なぜか?それはここ、クリスサントで最高権力者のイーサン・マイルズのお屋敷でパーティーが開かれているからだ。

彼はクリスサントの最高権力者で、世間では、国民のことを気遣って様々なことをしてくれるいい人なのだが、実は裏では貧民に対してあたりが強く、恐れている人もたくさんいるのであった。

そんな彼が今日はお屋敷でパーティーをするというので、たくさんの人々がパーティーに参加していた。

だがしかし、そんな楽しいパーティーの時間もマイルズからしてみれば、恐怖の時間でしかなかったのである。

なぜか?それはマイルズのお屋敷に怪盗ファントムからの一通の手紙が届けられたからだ。

その手紙はこのような内容だったらしい。

『今日、午後十時三十分にイーサン・マイルズ様の輝く王冠をいただきにまいります。 怪盗ファントム』

                                  つづく

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