絶対に。
絶対、なんてないことを知っていながら
あなたはその言葉を口にして
わたしはその言葉に「うん」と頷いた
それは嘘ではなくて
願いの言葉だから
電話で良かったよ
顔が見えないほうがいい
俯くわたしの目を
見られずに済むから
絶対に。
わたしの代わりに
鳥が一羽
空の向こうへと
飛んでいった
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