この盛り上がった

カサブタの剥がれた下には

まだカサブタがあった

かたくなった皮膚は

鎧みたいに

傷ついた部分を

守ろうとしているのかもしれない

ふと、思った


この痕は

いつまで残るのだろうか

痛みのあかしのような

この痕は

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