「それでも」って思いながら

できないことばかり

数えてしまうような夜に

みつけた昔の日記


なんとはなしに読み返していると

そこには

迷い失敗しながら

弱音吐いてヘタレながら

それでも

って生きているわたしがいた


もう嫌だ

もう駄目だって

思いながら、でも

諦め悪く

それでも

ってしがみついていた


ちっぽけで気が弱くて逃げ腰で

わたしはいつでもみっともなかった

間違えては落ち込んで

恥を晒しながら、けど

それでも

って生きてきたんだなぁ


端正に美しくは

これからも生きられそうにないけど

うん

小心者なりに

何度でも

「それでも」って思いながら

不格好でも

生きていけたらいい



なんて

ふと、ね


わたしの頭を撫でてやりたくなった

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