おやすみホットミルク
11月の肌寒い夜
両手で包むように持つカップから
温もりが伝わってくる
ホットミルクにブランデーを
ほんの少し落として
湯気とわたしの息が
ひとつになって昇っていく
こんなひとりの時間もいいね
アクビして
読みかけの本に栞を挟んで閉じて
おやすみホットミルク
喉を通り過ぎ流れてきた
仄かな温もりを
心で受け止めるの
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