番外編：タイムリープ探偵ルミ あれこれ
※ネタバレ等あると思うので、2章を最後まで読んでいない方はご注意ください。
タイムリープ探偵ルミを読み進める上で忘れてしまいそうな設定や用語などをまとめてみました。
【この物語のタイムリープの基本設定】
★ 解説；ルミ
その１：この物語のタイムリープは身体そのものが時間移動するタイムトラベル
「なんかタイムリープは和製英語らしくて、意識のみの時間跳躍で日常を繰り返す物語がよくあるけど、私のタイムリープは私自身まるごとの時間移動のことを言います。なぜ、タイムトラベル探偵ルミとかタイムトラベラー探偵ルミじゃないかと言うと……それはカッコ良いから！」
その２：時間移動は、二眼カメラを使って、跳ぶ先の日時をイメージして行う
「私のタイムリープは集中力が大事！なぜなら行きたい日時を頭の中でイメージしないといけないから。落ち着きのない私の場合、誤差は当たり前。５分くらいなら良いけど、１時間や数時間の誤差が生まれることも……だから、１時間以内へのタイムリープは超危険。タイムリープしようとする自分と鉢合わせするからね。一応、深呼吸とかで気持ちを落ちつかせようとしているけど……ちょっと無理」
その３：このカメラでの空間移動はできない
「私のタイムリープは時間移動のみ。空間移動はできません。いつも希望の場所まで行って（電車に乗ったりして）、そこでタイムリープをする感じ。空間移動があったらどんなに便利だろう。電車の寝過ごしもなくなるし」
その４ : ５年以上の過去へのタイムリープは危険
「過去に行けば行くほど、その過去で何かした結果起こる事実改変が、現在へ戻った時に大きくなってしまうことが考えられるので、アニからキツく止められています。それ以上の過去へのタイムリープが出来るなら、あっという間にお母さんに会えるのに……あ、物語もすぐ終わっちゃうか？」
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【今の時点でわかっているタイムリープでの危険 4選】
★ 解説；ルミ
その1：自分自身との鉢合わせ
例えば、私が過去へ跳ぶ。そこには当然、過去の私がいるけれど、そこで２人が鉢合わせすると、こちらの私が時空の狭間に飛ばされてこの世から消えてしまう。相手に「私かも！」とチラッとでも思わせてはいけない。
1章の千駄木公園と2章の鎌倉の病院では過去の私とのニアミスで心臓が止まりそうだった……
その２：同じエリアでのタイムリープの多用
同じエリアでのタイムリープの多用は、空間の歪みを大きくしてしまう。そしてそれが限界に達すると、これまた時空の狭間に飛ばされ……谷中でその現象が起こり、未遂に終わったけど思い出すだけでも怖かった。
その３：過去で人を助けたりしてはいけない
過去で人を助けたり事実を変えたりしてしまうと、元の時間軸でもその歪みで事実改変が起こる。特に死ぬはずだった人を助けたりすると……そう言えば、タイムリープする度に何か変わっているような……
その４：もしかして……
これはもしかしたらの例だけど、タイムリープの多用は空間の歪みだけじゃなく、身体へのダメージも引き起こすのでは？谷中の事件の後、身体がダルくて動けなかったけど、もしかして…
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【物語でカギになる用語など】
その1：漆黒の白猫の伝説
谷中の御猫神社で古くから語り継がれる伝説。この黒猫を手に入れた者は巨万の富を手に入れることが出来るが、満月の夜にその猫と目を合わせると呪いがかかり、命を落とすと言われている。過去に多くの者がこの猫を求め、命を落とした。
黒猫なのに白猫と呼ばれるわけは謎。
満月の夜に命を落とした1章の浜田知世、2章の松本貴之はもしかして……
その２：黒猫プルート
谷中の浜田夫妻が飼っていたオッドアイの黒猫。迷子になり、主人公ルミが捜索依頼を受けるが、浜田芳雄から、プルートは御猫伝説の漆黒の白猫だと告げられる。現在もどこにいるのかは不明。時々、ルミの危機に聞こえる猫の声、あれはもしかして？
その３：ルミの母
主人公ルミの母親、ルミが４歳の時に行方不明に。ルミとの別れの際にタイムリープが可能な二眼カメラをルミに渡す。
ルミの探偵のボスであるアニとは、高校生の時の同級生。お互いを親友と呼び合っていた。谷中の御猫神社や赤いベランダの家で微笑む写真がニケで見つかる。白衣の集団と何か関わりがあるかもしれない。
「このチカラがある限り、私は誰かを助けたい」これは彼女がルミに残した言葉。
その4：赤いベランダの家
ルミの母がプルートらしき猫と共に写っていた謎の場所。写真の背景に海と江ノ島が見えるので、稲村ヶ崎周辺の丘沿いと思われる。
2章の終盤で、稲村ヶ崎の二股の先にある万莉の家が赤いベランダの家と判明。
ここには過去に白衣の集団が出入りしていて、地元住人とトラブルを起こしていた。現在は心霊スポットとして有名。
その5：謎の女 マユ
ルミの前にたびたび現れる、エキゾチックな瞳の謎の女性。タイムリープに精通しているようで、ルミに数々の謎めいた忠告をしては姿を消す。過去に中山浩司と一緒に写真に写っていたりしたが、彼女の背景や意図は一切不明。
正体を探るような真似をしたら時空の歪みに跳ばすと脅されて以来、正直ルミはマユが怖い。
その6：ルミの二眼レフカメラ
ルミが母から譲り受けたアンティークな二眼レフカメラ。ルミはこのカメラを使ってタイムリープをする。
ルミの母がなぜこのカメラを持っていたかは不明。ルミはこのカメラをタイムリープの道具だからというより、母から貰った唯一の宝物として大切にしている。
その７：ルミの見る夢
最近よく見る夢は、母との最後の別れのシーン。どこかで２人が逃げていくシーンから始まるが、毎回細かいところは違うようだ。もしかしたらこの夢に、物語の謎を解く鍵があるかもしれない。
後はたまに、プルートのような黒猫が手招きする夢も見る。
その８：写真喫茶ニケの「ニケちゃん」
ルミのタイムリープによるタイムパラドックスが原因で現れた、存在感のある黒猫の置物。それが2章の物語を経て本物の黒猫に変わる。
元々は存在していなかった、その違和感を感じているのはルミと、神楽坂のインドレストラン「ガンジス」のオーナーのコマルママのみ。
その９：黒スーツの男たち
2章で赤いベランダの家の動画を配信していた、オカルト系動画配信者の菊池雄一を藤沢で襲った謎の集団。元の時間軸では、彼を殺害していた可能性も。
実はルミは1章でも、千駄木公園前の中山不動産に出入りする黒スーツの女性たちを目撃している。彼らの目的は今のところ謎である。
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【ルミのプロフィールと2章、3章の主な新しい登場人物】
★ルミ（この名前はコードネーム。本名は不明）
神楽坂の写真喫茶であり探偵事務所の「ニケ」で犬猫専門探偵として働く。幼い頃に母と生き別れになり、その時に譲り受けたタイムリープが出来る二眼カメラで事件を解決してきた。
この２ヶ月間で２回の入院、現在は通院中だが、やる気は満々。
・特技：どこでも寝られる。怖い思いをしても翌日には忘れる。猫の鳴き声（最近使っていない）
一言；「あ、え？えっと。3章はもう少し楽な展開にして欲しい…無理？」
【2章の登場人物】
★
稲村ヶ崎の女子高生、謎の事件に巻き込まれて、家族を失う。現在、入院中。
★松本貴之&
万莉の叔父と叔母。杖をつきながらも非常に熱心に万莉の看病をするが……
★
オカルト系動画配信者。
★
稲村ヶ崎の名物おばさん。マシンガントークで今日も誰かを友だちにしようとしている。
★
稲村ヶ崎の情報通、見た目は頑固そうで実際も愛想なし。玉子に付き纏われて困っている。元トリプルゴッドの1人。
★看護師イナベ
鎌倉の病院の看護師。一見厳しそうだが人情味に溢れ、病院でも皆に頼られている。
★
万莉と仲良し４人グループのリーダー的な存在。
★ボビー店員
稲村ヶ崎の南国バー「南国ベイビー」の店員。常連の菊池にいつも振り回される。
★ヒデ子
ミカの情報屋の1人、昔は狂犬のヒデと呼ばれ恐れられていた。トリプルゴッドの1人。怒りんぼ。
★ギンコ
ヒデ子の舎弟、本名銀次。昔からヒデを崇拝している。ヒデ子曰く、脳筋のお馬鹿さん。
★セイコ
ヒデ子の舎弟、本名誠二。昔はヒデの参謀で影のリーダーだった。ヒデ子曰く、ムカつくほど可愛い。
【3章の登場人物】
★
神江島家の現当主であり、神江島神社の宮司で圧倒的なオーラの持ち主。若い頃はトリプルゴッドの1人として恐れられていたが本人はどうでも良いらしい。
★
神江島家の長男、憂いた瞳と陰のある端正なルックスの持ち主。
★
神江島家の双子の姉であり神江島神社の巫女。母親譲りの厳格な性格であるが、少しズレている面も。
★
神江島家の双子の妹であり神江島神社の巫女。天真爛漫で社交的。
★
乙龍の娘婿、誠実で真面目だが…
★
神江島家の次男。企業のコンサルタント会社を持つ。言動が軽い。
★キャシー勝田
カフェ「時の扉」《トキノト》の雇われ店長。陽気でエネルギッシュな元湘南ガール、環境問題に興味がある。
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