第57話 登場人物紹介①

登場人物紹介①



 ヴェーセル・グラスホッパー

 年齢十五(精神年齢ではない)

 仮面騎兵ヒールの資格者であり、本編の主人公。

 現代日本成人男性の記憶を持つ転生者でもある。

 転生者は、現時点ではローグしか知らない。

 グラスホッパー家の長女として生を受け、最初は女性になってしまったことやファンタジー世界に転生したことに動揺していたが数年で馴染んだ。

 その後、ローグと出会い、自分が仮面騎兵ヒールになることや、それによって悪役令嬢として婚約破棄をされてしまうということを知った。

 ただ、彼女としてはそこまでショックというわけでもなかった。

 性格は良くも悪くもプライドが高く、他者から注目されているか、特別視されているかということが彼女にとっては非常に重要である。

 しかしプライドの高さゆえに、自分に与えられた役割は何としてでも果たすという意志の強さを持つ。ゴレイムが元人間であることを知った時も、「そうしなければ別の犠牲者が出る」と殺すことをためらう様子はなかった。

 実際性的対象が女性でありながら、一時は本気でフィリップと結婚して子をなすつもりだった。

 自己肯定感の低さも相まって「特別な何か」になることにこだわっていたが、メイドたちの態度からすでにその願いが叶っていたことを知り、彼女達に恥じることの内ヒーローであろうとする。

 趣味はメイドとのじゃれ合いである。傍から見ればセクハラだが、本人は違うと言い張っているし、メイドたちも同様である。ちなみに体を触るというだけでなく、何でもないことを話したり、食事をとったりするのも含む。


 仮面騎兵ヒール

 ヴェーセルが変身する対ゴレイム戦士、仮面騎兵の一人。

 ヒルガオをモチーフとした、紫を基調とした見た目をしている。

機動力に秀でた『兎』や高速特化の『蛇』など複数の形態を持ち、状況に応じて使い分けて戦う。

変身ポーズは、ギ〇ツの牛の人のそれと同じ。

メタいこというと、チェーンソーとか完全に影響を受けている。

 ダークネスなムーンブレイクとか、サイでゴリラでゾウとか、予算ガタガタとか、影響を受けたものはかなり多い。


ローグ・ウッドペッカー

 年齢十九(精神年齢ではない)

 本作における「二号」。

 ヴェーセルと同じ転生者であり、仮面騎兵ローゼイドの資格者。

 生前この世界とよく似ている・・・・・・『ドラゴンライド・アルブヘイム』というゲームにドハマりしており、推しであるローグに生まれ変われた時は狂喜乱舞した腐女子。

 推しをロールプレイできる今を楽しむ一方で、ローグやヴェーセルが元々闇落ちして死亡するというキャラクターであることからそのルートを回避するためにヴェーセルと同盟を組んでいる。

 ヴェーセルのことは大切な友人だと思っている。

 ちなみに、他にも転生者の知り合いはいるが、一番仲がいいのはヴェーセルである。

 趣味は執事をめでること。

 趣味も近い二人だったりする。



 仮面騎兵ローゼイド

 魔法職の仮面騎兵。

 薔薇をモチーフとした仮面騎兵であり、薔薇の花弁を思わせる覆面と、薔薇の棘を思わせる胴体が特徴。形態を切り替えると薔薇の色が変わる。

『赤』は炎熱魔法、『白』は氷結魔法などというように得意とする属性が変わる。

 ヒールが前衛とするなら、こちらは後衛である。

 こちらはたぶんウィザ〇ドあたりが参考になっている。

 なお変身ポーズはギ〇ツの白いきつねである。


 ◇


 明日、登場人物紹介②を投稿します。

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