第35話私にとって労働とは何か。
私にとって労働とは生きがいそのものである。
作業所で、働くようになって、少しずつ仕事をする意味や張り合いが出てきたように思える。
今までは、仕事をすること自体があまり好きではなかった。
「なんで働かないといけないのか。」とか「働く意味はあるのか。」とかそんなことばかり考えていた。
前の職場では、余りにもミスが多すぎて、職員に注意されっぱなしで、いいところを見せることができなかった。
ひょっとしたら私はこの職場で働くことに向いていないのではないかと思うこともあった。
いつかはやめるときがくるとも思っていた。
そして、数年前に仕事を辞めさせられることになった。
そこからは、ハローワークに通って、仕事を母と探す日々が続いた。
やっと、仕事を見つけたのは市役所に行ってからだった。
作業所の仕事を紹介してもらい、実際に今の作業所も見学に行った。
そこでならば、働けると思い、実習期間を経て、実務に入ることになった。
実際に作業で働いて、仕事をすることがこんなにも楽しいのだと実感した。
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