第17話 程々に
寝顔を見ながら、はだけたシーツを直そうとして涼君の裸体に目がいってしまう。
昨日は勢いで『始めてしまった』し、勿論初めてだったから、体なんか見る余裕なんて無かったしね。
腹筋は、シッカリと割れて分かれてるのね。
政の腹パン食らってもなんとも無かったらしいけど、政は元プロボクサーで空手も段位は取らなかったそうだけど相当強いはずなのに。
オマケに、多分油断してたんだろうけどお返しの腹パンでノックアウトされたんだから涼君は強いんだろうな。
それにしても、まさか政が私の『出会い』を妨害していたなんて。
『大学デビュー』、失敗するのも当然だわね。
おかしいと思ったのよ。
お父様の指示かしら。
少しでも親しくなった男の子達は、翌日には目も合わせてくれなくなってたしね。
中には怯えて近づきもしない人達も。
最近は、コンパにも誘われなくなってたし。
女子にも避けられ始めてたしね。
でも、そのお陰で涼君と『親しくなれた』のよね。
政への事情聴取とお仕置きは、程々にしてあげましょうかね?
涼君のお腹をツンツンしようと手を伸ばしたところで、下半身に目が………
朝立ちって、言うのかしら?
立派な『モノ』が、おっきしてるのよね。
これが、昨日、私の中に……………………
イタズラ、しちゃおうかしら?
※※※※※※※※※※
「………………………………柚香さん?何やってるんですか!」
快感に目覚めたら、僕の膝元に蹲る柚香さん。
「ん〜、ムグッ、大っきくなってたから、イタズラ?」
「『イタズラ』じゃ、無いでしょ!」
「え〜、気持ちよくないっ?」
「………………………………よいです?」
「じゃ、続けていいよねっ!」
「………………………………はい、お願いします?」
………………………………あっという間に、柚香さんのオクチの中で果ててしまった。
「んグッ、はあ〜、あら、まだおっきしてるわね。もう一回くらい、いけるかしら?」
………………………………『もう一回くらい、いけるかしら?』って言いながら、なんで跨がって乗っかってくるんですかっ!
程々にして下さいっ!
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