第16話 朝
朝。
目覚めると、知らない天井。
ベッドの中、隣には柚香さんが!
思わず飛び起きそうになって、思い出した。
あ〜、『お泊り』したんだった。
時間を確認しようとスマホを手に取ると、まだ5時前。外もまだ暗いし。
通知がいくつか入っていたので、一つずつ開いていく。
一つ目は、銀行からの入金通知。父からの振込だった。結構な金額だったので、何ヶ月分かの生活費をまとめて入れて来たのかな。
二つ目は、梶山さんからで、義理母から離婚届けにサインを貰えたから朝イチで届け出して来るとの報告だった。
早いっ!
どんな手を使ったのかな?
他は、お気に入りサイトの更新通知だったので画面を閉じて柚香さんを起こさないようにそっとベッドから降りる。
昨夜は父達との話の後、ホテルの部屋を取って柚香さんとお泊りしたんだった。
お風呂に一緒に入りたいとの柚香さんの希望だったけど、勿論お風呂だけで済むはずもなく。
結構な回数、柚香さんに搾り取られてしまった。
備え付けの冷蔵庫からペットボトルのお水を取り出し、一気に飲み干してからベッドへ戻る。
二人とも疲れ果てて眠ってしまったから、柚香さんも全裸なんだよな。
もう一眠りしたいけど、僕だけ何か着るのも違うだろうと僕も全裸のままで、そっと柚香さんの隣に寝そべった。
※※※※※※※※※※
ウフフっ、可愛い寝顔だこと。
カーテンの隙間から、一筋の陽の光。
枕元の時計を見ると、8時前。
隣には、涼君。
昨夜は無理を言って、一緒にお泊りしたの!
お風呂に入りたかったのも有るけどね。
だって、避妊せずにいっぱいしたから溢れてきて下着が、チョットね。
涼君のお父様との話し合い中も、濡れた下着が気になって気が気じゃなかったからね。
一緒にお風呂に入った後も、せっかく今日は避妊せずに出来るんだからと張り切ってしまったから、二人とも疲れ切ってそのまま寝てしまったのよね。
というわけて、今、ベッドの状態は酷いことになってます。
少し、片付けないとまずいよね。
次からは、最初からラブホテルに行こうっと。
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