孕み月への応援コメント
果たして、女の腹にいた赤子の父親は誰なのか。
気になりました。
オト様?
それにしても。
なんと秀逸な文章。
流れ行く川のように とどまることなく よどむことなく
辿り着く先は 大海。なれど
月の妖しきを 水面に映し
大海を拒むものを 飲み込む。
静かに 淡々と
刻まれる 時間。
高瀬舟を思い浮かべながら。
船は進む……
船だけが進む
そんな ひと幕。
作者からの返信
ありがとうございます。
以前、近況で少し公開して、続きをどうしようか迷っていた作品です。
結音さまが「続きを読みたい」と仰ってくださったので、背中を押していただけたように思います。
子の父親は誰なのか。
虐げられた女の妄想なのか。
疲れた役人の錯覚か。
月は静かに見守り、黒と銀の川はすべてを飲み込んで、ただ流れていくばかりでございます。
孕み月への応援コメント
近況ノートから飛んできました。
はー……終始静かで雰囲気のある文章にうっとりです。
神も妖も人間もきっちり線引きしない日本ならではの物語な気がしますよね。
読ませて頂きありがとうございました。
作者からの返信
ありがとうございます。
異類婚姻譚は日本のものも西洋のものも書きましたが、感覚的にはやはり日本の方がしっくりくる気がします。
西洋は人と自然の輪郭が明瞭なのだと思います。