3作目改稿編②アドバイスを貰おう

 3月の目標は電撃大賞応募です。

 ワナビというには情熱が足りない筆者でも、最大級のラノベ公募である電撃大賞には憧れがあります。送るからには、去年みたいに「こんなの落とされて当然w」程度の原稿ではなく、自分なりに納得のいく作品を送りたいところ。


 ③作目原稿は7-8万字程度なのでボリューム不足なのは確か。「改稿する」というより「今ある原稿をもとに一からリメイクする」つもりで手を入れてみようと思います。

 まずは頭切り替え&インプットのため、23年夏に買ったきり積読していた商業ラノベ『安達としまむら』『声優ラジオのウラオモテ』を読んでみました。

 その後③作目原稿を読み返してみたけど、やっぱり②作目よりひどい原稿とは思えません。改稿のためプロットを作ろうにも、「確実に欠陥があるがどこを直せばいいのかわからない」状態に陥ってしまいました。

 ということでこんな時は傍目八目、いつもの添削スレに載せてみます。ハイライトは以下。



添削民『キャラ愛がないのがわかる』

筆者「耳が痛いです🙇」

添削民『1話を除き甘い所はあっても面白かった。ただし1話、テメーはだめだ。1話以外はちゃんと最後まで読めるので1話を本当になんとかしてくれ』

筆者「ありがとうございます!!修正します!!」


添削民『これこれうんちゃらの理由で作者だけが気持ちいい作品になってるのでは?』

筆者「別に私も気持ちよくないが…(性癖詰めた訳でもない特に思い入れのない作品のため)」


性癖詰めた②作目を読んでくれた添削民たちの反応『グロテスク』『キワモノ』『過激、悪趣味』

王道に寄せた③作目を読んでくれた添削民の反応『安直に流行り物に飛び付いた感。空虚で残念』

筆者「塩梅が難しいよ!?」

一部始終を見ていたフォロワー「たぶんですけど好きな要素をマイルドめに書くほうが楽じゃないかな」



 添削スレに①作目を載せた時は大量に指摘をもらい自分の実力不足が情けなくて泣いていたんですが、その時と比べるとダメージ受けずにサラッと流せるようになりました。

 公募の評価シート2回もらった+添削スレに3回載せた+下読みや校正でフォロワーにアドバイスもらったおかげで『他人に作品を批評されること』に慣れたのか、欠陥があることが分かりきっていて思い入れのない作品など何と言われようがどうでもいいのか、今回の添削民の指摘が比較的マイルドだったのか。どれなんだろう。


◾️


 そんなこんなで添削を元にキャラ表とプロットを作り直し、題材であるVtuberについて軽く調べ直し、改稿版プロットを字書き仲間にチェックしてもらいました。しち面倒臭いけど、やるぞ改稿。

 新規加筆部分を書き、Nolaで改稿推敲を行い、Wordに流し込んで校正を行います。出来上がった原稿は84000字・86DP。梗概も書き、送ろうと思えばすぐに送れます。

 しかしここで途方に暮れてしまいました。何だか物足りない、物語に厚みが足りない。このまま送っても一次落ちすることでしょう。「こんなの落とされて当然w」というやつです。

 けど①作目よりは丁寧に書けたし、添削での感触も悪くなかったので、どこを直せばいいのか分からない。

 その上私自身がこの話に飽きていて改稿のモチベーションがない。OVL一次・イベント・後述のカクヨムコンで思ったような結果を出せなかったこと(一つ一つのダメージは大したことないのだがトリプルで来た)もモチベを下げていきます。

 手詰まりになってしまいました。


 行き詰まった筆者が選んだ選択肢は『放置』でした。

 一週間ほど寝かせてから原稿を開くと、思い詰めていた時の脳みそじゃ思いつかなかった修正点が出てくる出てくる。あの時ヤケになって送りつけずに寝かせておいてよかった! と思いました。

 しかし一番の問題である『薄っぺらさ』を打破することはできていません。

 そこで元々「公募が終わってからWEB連載する時に、第二部として書こ〜」と構想していたネタを組み込んでボリュームを増やすことにしました。正直第二部の構想だけはあっても書く気がしなかったので、今書いておくのは正しい判断と言える。

 とあるシリーズの鎌池先生も『ここだけは隠しておいた方が美味しいと確信を持って断言できるもの以外は、血の一滴を搾り出してでも書き込むべきです』と言っておられるしね。

 結局104DPにて送り出しました。行ってらっしゃい!(2024/03/29)

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