星が滲んだ夜には。

@Starry-

プロローグ

都会の街あかりやネオンを失った真っ暗な夜空にはたくさんの名もなき白い粒をひっくり返したように無数に星が散らばる


冬の寒さはより一層、星を瞬かせる

 

君はまだ覚えているだろうか

この場所を。

あの時みた星降る夜を。


あの時、

私の答えが違っていたら

今何かが変わったのだろうか。


流れ星のようにもう決して流れては戻ってはこない時の流れを振り切るようにして

深く息を吸ってゆっくり瞬きをしてから

カメラのシャッターを夜空に切った


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

星が滲んだ夜には。 @Starry-

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ