第一章・第四十三話 Consciousness(自覚)
790 流れ始める不穏な空気
第一章・第四十三話【Consciousness(自覚)】が始まるよぉ~~~♪
(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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043【Consciousness(自覚)】
『うわ!!うわ!!うわ!!これまた、大変な事になってきちゃったね。どうなっちゃうのこれ?』
……本気なんですかね?
もし、それが、そうであるならば、これ以上ないぐらい『凄く嬉しい事実』ではあるんだけど……もぉ既にお互いが芸能人と言う、世間での立場のある人達だから、今の現状だけじゃあ、まだ一概に手放しで喜べる状態ではないんだよね。
だからせめて、このあからさまな行為が、遊びじゃない事だけを心から望みたい。
切にそう願う。
***
あぁっと、冒頭から変な事を言って、ごめんね。
突然、こんな変な事をブツブツ言い出だされて、物語を始められても、なにも意味が解らないよね。
申し訳ないです。
……でもね、私が、こう言う事を言うには、ちゃんと理由があってね。
さっきまでの和気藹々として雰囲気が、思わぬ方向に、突如、急変しちゃう事態があってね。
私自身が、それに上手く対応し切れずに焦りが生じ、頭が、こんがらがっちゃってるのよ。
……って言うのもね。
あの後、2時間ほど、奈緒ネェの家で、みんなで色々な話題を振りながら、普通に会話を楽しんでたんだけど……丁度、話し始めて1時間程が過ぎたぐらいに、前回の最後で、飯綱ちゃんの放った言葉を妙に意識し始めてしまったエディさんが、その意識の先の相手である美樹さんと話しながらも、彼の手が、彼女の体に軽いボディタッチをし始めてしまったのよ。
まぁそれで美樹さんの方も、特別、これと言った拒絶の意思を表さなかったもんだから、エディさんったら、もぉ何気に美樹さんの肩に手を廻したりして、自分の方にグッっと引き寄せたりしちゃってるのよね。
まぁエディさんは、元々凄く子供っぽい人だから、多分、これ自体は無意識の内に、そう言う事をやってるんだとは思うんだけど。
そんな風に無意識でされてるとは言え、それをやられた美樹さんの方は堪ったもんじゃない。
美樹さん自身も、エディさんに対して『好きだと言う感情』が自身の中でも芽吹き始めてる訳だから、これにスッカリ自己陶酔しちゃって、今じゃあ、誰が見ても満更でもない感じを醸し出してる状態になっちゃってる訳ですよ。
……って言うか、彼女の心理を考えれば、今の現状を間違いなく満足してる筈だ。
その証拠にね。
美樹さん自身も、会話を始めた最初の頃は、エディさんの対する緊張感なんてモノが見受けられたんだけど、時間が経つ毎に、徐々に何かを『自覚した様な納得した表情』を浮かべ始め。
私が気が付いた時には、自らの体をエディさんに密着させており。
今では、お互いの体がピッタリくっついて、ほぼ0距離で満面の笑み浮かべて談笑しちゃってるのよね。
しかも、その笑みっての言うのがね。
今までに1度も見た事も無い様な満面の笑みを浮かべている。
そりゃあまぁね。
美樹さん本人が楽しそうにしてる事は自体は非常に良い事なんですけどね。
このままじゃあ軽々しく越えてはいけない一線を越えてしまいそうな危険な雰囲気を醸し出している。
なので『このまま、流れに身を任せる様な真似をさせて良いものなんだろうか?』
私は恋愛に於いて、そう言う軽々しい遊び感覚が、あまり好きではないので、出来れば、気軽な気持ちだけで、そんな行為に至っては欲しくないんだけど。
流石に此処まで行っちゃうと、これは当人同士の問題だから、他人である私があまり口を挟む訳にも行かない。
ましてや美樹さんは、私よりも年上だから、特にそう言った事を、年下の私が口を挟むべきじゃないとも思う。
所謂、大きなお世話って奴だね。
そんな、どっちつかずな、非常に難しい状況に成ってきている。
本当に、これはどうしたもんだろうか?
これが、今の私の置かれている現状だ。
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【後書き】
今回も最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
これがコンパの様な物である以上。
美樹さんとエディさんが良い感じに成ってる事自体は、別に悪い事ではないのですが。
冒頭で眞子が気にしている様に『既にお互いが立場のある人間』
なので、この場での行為を誰にも知られていないとはいえ、軽々しく一線を越えてしまって良いものか、どうかは疑問な所ですね。
安易な決断が『すべてを失う』ひいては『お互いのユニットに大迷惑を掛ける』なんて結果は、芸能界ではよくある話ですしね。
さてさて、そんな状況の中。
眞子は、この状況を、なんとかする事が出来るのでしょうか?
次回はその辺を書いていきたいと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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