第一章・第四十一話 A great existence(偉大な存在)

763 学校生活をリスタートしてみたものの……

 第一章・第四十一話【A great existence(偉大な存在)】が始まるよぉ~~~♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


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 041【A great existence】


 『奈緒ネェって本当に凄いんだね。なんであんな態度で、人を惹き付けられるんだろう』


 これはまた……全くもって謎だね。


あぁ、いや、ごめんね。

いきなり独り言を呟く様に、おかしな愚痴を零しちゃったんだけど。

ある事について、今、ちょっと痛感しちゃってる最中なのよね。


ほらほら……前回の最後ら辺で『素直ちゃんと妙な約束』をしちゃったから。

此処一ヶ月ほど、例の『意地悪眞子』のままで学校生活を送ってるんだけどね。


この意地悪眞子がね。


クラスで、思いの他、大・大・大不評でね。

未だに、クラスの誰1人として打ち解ける事無く。

転入当初からの浮いたままの存在で、学生生活を強いられる羽目に成っているのよ。


それ処か……なんか日々、無視されていく比率がドンドン上がっていってる様に思える。


まぁ、人に余り相手にされないのは、ある意味、慣れていると言えば、慣れてるんだけどね。

結構、今まで色々な人に可愛がられてきた経過があるもんだから、眞子としては、かなり今の状況はキツイ訳なんですよ。


でも……結論的に言えば。

私が、奈緒ネェの様に上手く立ち回れず。

誰にも相手にされない様にしか振舞えないんだから、これは、もぉしょうがない。


これもある意味、私が不器用な証拠なんだろうね。


……って言うのもね。

この誰にも相手にされない理由って言うのは、この難儀な性格だけの問題じゃなく。


意地が悪いだけならまだしも。

この間の呪いのベースの件が終わって、なんとか自主的に学校に行く様になったんだけど。

その学校に行き始めた当初、ギリギリで中間テストに間に合っちゃってさぁ。


夏休みまでの前期を、学校を休み捲くってたのに関わらず。

家での自習的な勉強が効いたのかして……『全教科90点以上』を取っちゃって、またクラス全員が一歩ドン引いちゃってるのよ。


しかも『数学が100点』と来たもんですよ。


でも、これで、なにも話し掛けてくれない所を見ると、ただ単に『凄い嫌味な人間』としか映らなかったんだろうね。


それと、ほら……学校を勝手に休んでた間もそうなんだけど。

私、この体型を維持する為に、コソッと体を鍛えて、基本的なダィエット用のエクササイズと、毎日お昼に1時間程ランニングを欠かさずしてたでしょ。


まぁ今は学校に行く様になったから、それを1時間早く起きて早朝にする様にしてるんだけどさぁ。

あのお陰で、元々ライブを完走出来る程の結構な体力があったのに、更に体力が付いちゃってさぁ。

これも、この間のマラソン大会で、運動部の子を差し置いて、何故か全校生徒で10位圏内に入っちゃったのよね。


……更にね。

これも、この間の話なんだけど。

ある日の体育の授業でさぁ。

男女混合で『バスケット』の授業があったんだけど、その時に、ちょっと張り切り過ぎちゃってね。


クラスのみんなを、完膚なきまでボロボロにしちゃったのよ。


……って言うのも。

なんと言いますか……私にとって、得意のバスケの授業って言うのが良い機会だと思い。

ちょっと此処で、私の存在をアピールしようと思って、年末に崇秀と繁華街で遊んだ時に行ったバスケット場での崇秀の動きを下手にトレースしちゃったのが間違いの始まり。


まぁトレースと言っても、実際は、崇秀の動きの1/3も再現出来てないんだけど……それでも効果は絶大でね。

結局、誰1人として、私の動きに対して付いてこれなくて。

敵チーム、味方チーム共に『精根尽き果てるぐらいまで翻弄しちゃって』みんな見事なまでにボロボロ。


まぁ、それ以前にね。

崇秀のトレースをしなくても、思った以上に、みんな予備動作が大きいかったから。

元々『動体視力の良い』私としては、非常に動きが読み易いので、ホイホイとスティール出来たし、ホイホイと点数が入っちゃったりも出来ちゃったのよ。


そんな訳でして、此処でまた更にドン引きされる事に成った……


あぁでもね。

この時に、初めて気付いたんだけど、私って、実は『ちょっとしたチートキャラ』みたいな存在だったんだね。


……っで、これ以外にも、まだ敬遠されてる最大の理由があるのよね。


―――その最大の理由って言うのがね。

これは、その体育でやったバスケの授業が終わった後で知った事なんだけど。


ほらほら、憶えてるかなぁ?

あの3-Cのクラスメイトで、クラスを仕切ってる女子3人組中の2人が居たでしょ。

あの2人って、実は……満の悪い事に『バスケ部のレギュラー』だったりしたのよね。


だからさぁ、あのバスケの授業で、みんなの前で『大恥かかせちゃった』って事になっちゃって、更なる強固な『無視指令』が裏で出たのか。

この事が切欠になって……本当に、誰も話し掛けてくれないって状態が継続される処か、無視は酷くなる一方って訳なのよ。


此処まで来たら、これ……本当に、どうしたもんだろうね?



……あぁそうだ、そうだ。

でも、こんな悲惨な状況の私にも、一応『心のオアシス』みたいなものもあるんだよ。


素直ちゃんに、琴ミン、それに山中君や、カジ君&グチ君コンビには『例の呪いのベースの件』を、ちゃんと説明して、一応ではあるんだけど、あのスタジオで和解して貰えたのよ。


けどさぁ、素直ちゃんとの例の約束があるから……学校では、こんな感じでしかいられない。


まぁまぁ、それでもね。

休み時間になれば、誰かしろチョロチョロとは遊びに来てくれるし。

この5人が、偶に話し掛けてもくれるから、一応『心のオアシス』にはなっているんだけどね。


此処にも、ちゃんと弊害が用意されてあって……


ほらほら、カジ君、グチ君って……女子に人気のイケメンコンビじゃない。

それに山中君も、余計な事を喋らなければ、結構、良い線いってる訳でしょ。


だから当然……この有り難い好意すらも裏目に出て。

女子全体から、謂れの無い『大反感』を買っておりますよ。


そして、私の周りには……本当に誰も寄って来ないって訳なんですよね。



……そんな訳がございまして。

学校生活は、自分の勉強以外では、今日も、凄く退屈しております。


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【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>


人生、山あり谷あり。

生きてる内の8割ぐらいは、自分の思い通りに行かない物。


なので今回のお話では、この『人間関係の難しさ』っと言う試練に立ち向かって貰おうと思います♪


さてさて、どうすれば、この最悪な環境を抜け出せるのか?

次回は、その辺を書いて行こうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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