第25話 グットラック
鋼が、必死こいていろんな所に賢者を探している。でもこの私ミスカには、それとは別にやらなきゃいけないことがあった。
「久しぶり元気してた?」
わたしに気づいたのか、瓦礫の山に立っている少女が語り語りかけてきた。それは死んだと思っていたルフェだった。なんで生きているのか?そんなものには価値はなかった。ただ言えるのは
「ええ冬に家に帰ったあと、すぐに湯船に入ったぐらい。気分は上場よ」
ルフェは、瓦礫の山から本を引っ張り出し並べていた。そうかここは、私達の原点
「懐かしいなぁここは、魔法学校の跡地よね」
ルフェと私が、昔戦った時壊れたんだっけか?全くあの時は死ぬかと思った。
「こんな瓦礫の山で、何やってんの?」
私の問に数秒の間を置き、すこし考える。ある程度のことは喋ってもいいはずだ。こちらが不利になるカードは今のところはないのだから
「聖者の粉………目覚めの粉とも呼ばれているそれを、ここで調べていた」
目覚めの粉ってたしか、鋼が姫にぶつけた滝から流れて出てくるやつよねなんでそんなものが?
「なるほどねそれをどうしようっての?」
「教えるわけ無いでしょ馬鹿なの?」
至極真っ当な答えが帰ってきた。しかしろくでもないことに使われるのは目に見えてわかっていた。だからこそ私は、ここで、やつを止める
「ワタシを止めるき?なら来いミスカァァァァ」
「さんをつけろよエルフ野郎!!!!」
言ってみたかった。セリフ堂々の一位を言えたところで。私は、事前に準備していた。ものをとり出した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――数時間前 倉庫
「ええんか?来ないなもん使って」
私の眼の前には、AOデュランダルが、佇んでいた。大昔の戦闘で、大破した私のAO
「ホンマに使ってええんか?あんさんにとっては、黒歴史やろ?」
黒歴史か、私が魔王軍に入ってたことを、話っているのならその通りだが
「ルフェは、私が倒さなくちゃいけない、いや私以外の人が、引導を渡してはならない」
鋼と戦っていたあのとき、あいつは本気じゃなかった。勇者の強さを知っていたから、手を抜いていた。だからその前にわざわざ私とあった。
「勝出る見込みはあるんか?」
私は、やけに落ち着いていた。そしてゆっくりこう言い放った。
「そんなもんあったら言ってる」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今 学校の跡地
「デュランダル、久しぶりねその機体は」
流石にルフェも、覚えていたか【飛行変形機構付正義執行用兵器二番M型デュランダル】制式名称で呼ぶのがだるいから、皆デュランダルとよんでいたけれど
「私の黒歴史、でもあんたにはこれで十分でしょ!」
私の黒歴史、かつて魔王軍として、この学校でたたかい、そして地下で見つけた。私の機体!
「あの時のリベンジってわけ?自惚れてるんじゃないわよ!」
ルフェもすぐさまドラゴラドをよびだし、私の剣を受け止める。やはり一つ地縄ではいかないか。
「火炎陣!どう?これであなたと同じステージに立ったけれど」
ドラゴラドが、口から炎を出し、その火を握るまさに炎の剣と言って刺し違えない物が発現した。
「
別に私は剣が好きというわけではない、ただ見つけたこいつの武装が刀だったというだけだ。それでもこいつと一緒にいたおかげで戦い方は、わかる
「変形、うおりゃ」
飛行機に変形して、そのまま懐に潜り人形に変形後、相手を切りつける。見切られたらすぐだが、初見なら
「なめるな!白刃取りぃぃぃぃ」
流石に、警戒していたのか私が突っ込む、その瞬間に白刃取りの体制に入り止められる。が手が空いているということは、炎の剣は、ないということ!
「喰らえ新武装レールガン!」
飛行形態で使うことを、想定されているが
「そっちがその気なら、こっちだって
どうやら私が、やろうとしていることに気づいたようだ。至近距離での必殺技の撃ち合い。プライドとプライド、意地と意地の張り合い、コックピットの画面が輝きもはやふたりとも何が起こっているのかわからない状態だった。しかし結果は
「ドラゴラドの、顔が焼ききれている」
どうやら
「その…せん…、たくを……かな……らず……こうか……」
そのままルフェは、気絶した。鋼、私はなすべきことをなした。次はあんたの晩よ。GL
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます