第21話

鋼が、オゾウクとともに、ネメシスを倒している間


「賢者は、星のアザがあるか、」


タスカさんに、そう聞いた。まさか


「あたしのこのアザがまさか賢者だったとは」


俺たち新郷戦隊のは、同じアザを持つ人を探すため遠くまで飛んでいた。


「あそこにおばあさんが歩いてる」


イエローが地上を指差すと、その先には、おばあさんが歩いてた。


「あぶないな、とりあえず助けるか」


とそのおばあさんのところへ直行する


「大丈夫か、おばさん」


地上に降りて、安否を確認するも


「ギアル姫が、姫様が狙われているんです」


おばあさんは必死な顔でこちらに、うったえていた。ギアル姫たしか、歯車を作ってた。会社の社長だったか


「その姫は、どこに?」


その言葉を、放った瞬間だった、何かが顔の前をよこぎる、そうかここまで来ていたのか


「おばあさんを、連れて逃げろ!」


いつも、みんなを驚かせまいと、あんまり命令口調が、嫌だった。俺が珍しく叫んでいた。


「わかった」


二人も、それを察してか分離して、おばさんを連れて行く


「生きていたんだな、てっきり死んだものと思っていたぞ。」


レッドは眼の前にただづむ、AOに見覚えがあった。


「バカにしないで、私があんなので死ぬと思ってんの?」


声を聞きその見覚えが、確信に変わった。黒金のフード、あれは最高幹部にのみ与えられる。称号のようなものそして、その称号を手にした。唯一の存在


「そうだな、魔王思想最高幹部リボルブート」


悪の組織の総統を殺した犯人、後々あれは勇者のAOだったのはわかっていた。その後、全員逮捕したはずだったが、一人足りなかった。


「良かったよ、生きてて」


変な笑いが喉を通る。生きていて良かったとは、ホンキで思っていた。だが


「へぇーあんたは、そう思うのねでも、私はあんたをミンチにする気まんまんよ」


先に仕掛けてきたのは、予想とおりリボルブートだった。素早いストレートを放つも腕を掴み放り投げる


「この程度?あの子達読んでくれば?」


あおりおるが、確かに、3人の力3つのAOが合わさらなければ、こいつは弱くなってしまうだが


「これは俺たちの問題だからな………クレハ」

「その名前で読んでくれるのね、じゃあこっちも赤城」


クレハ…クレハ・トルマリン、少し前まで俺たちは、いっしょに戦っていた。でも、全てはあの日に変わったクレハは敵のスパイ、リボルブートだった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺達は、魔王思想が、いるという第7基地へと向かった。しかしそこに待っていたのは、黒金のフードを被った。クレハだった


「クレハ倒してくれたのか!」


俺達は、当初クレハが第7基地のボスを倒したのかと思った。しかし、現実は違かった。


「お前たちはワタシを、ほんとに仲間だと思っていたの?」


クレハは、冷徹な表情でその言葉を投げかけた。クレハの言葉が響く中、俺達は、何も考えられなかった


「一体どういうことだ?」


俺は、知りたかった。何故眼の前のこいつが、こんな事をしているのか


「あんたらにも、わかるように説明してやるよ。私は、第7基地そして、最高幹部リボルブート」


聞いたことがある。黒金のフードは、最高幹部の証だと、それでもこいつが?


「そんな、嘘っすよね」


グリーンは、この中でもクレハと仲良かった。その心情も理解できた。


「お前の、今までは全部嘘だったのか!」


俺達が過ごした。この一年は嘘じゃないはずなのに


「私には、彼しかいない、あなた達にはわからないでしょうね!ヒーローのあなた達には、貧しい人間なんて」


リボルブートは泣いていた。仲間たちの中に混じり込んでいた敵のスパイであることを告白し。戦場に立つ者たちの信じていた絆が、裏切りによって断たれた瞬間だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なあ、俺たちと来ないか?」


俺は今までのことが、嘘とは思えなかった。


「前も言ったでしょ、嫌あの人は死んでしまったけれど貧しかった私を救ってくれたんだもの」


だとしても俺は………俺は………


「わかった。終わらせよう」


俺は単体での最強必殺技を出そうとした


「わかった」


あちらも、わかったようだった、お互いの必殺技がぶつかった。


――――――――――――――――――――――――――


「やっぱり、ね」


ワタシは、あの爆発を知っている。昔同じ音を聞いた。


「まさか、そんなレッド…いやっすよぉ」


グリーンは、泣いていた。本当にこの子は、


「心電図がそうかい、あの赤いの」


おばあさんが、画面を見るどうやら見方は知っていたらしい


「最後は愛した同士の愛ですかね」


―――――――――――――――――――――――――


その後


「おいたわしやギアル姫」


おばあちゃんが言っていた。ギアル姫のいる城へと向かった。


「待つっす」


私達が、帰ろうとした時、グリーンが全員を止めた。


「私の、ほっぺが光ってるんすけど」


グリーンの、仮面の下の、星のアザが、光っていた。


「そのあざ、私にもあるんですよ」


どうやら、このギアル姫が、賢者の子孫だったらしい。まさかこんなに早く見つかるとは


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