第14話
もらったピストルを棚から取り出し、いつもならば考えられないほど早起きをした。
「今日は早いのね、まあいつもが遅いだけで当たり前だけど」
ミスカは、またしても、とんでもない量の砂糖を紅茶に入れていた。糖尿病になっても知らんぞ。
「今回のエルフは、勇者の仲間なんだろう?」
すでに、情報を掴んでいた。あのエルフ叩き潰さないと
「そうよ名前は、ルフエ昔勇者とともに魔王と、戦った1人、死んだと思ってたけど」
死んだはずの、エルフ?そんなことがあり得るのか?
「奴を倒さな、勇者にはたどり着けん」
今更言われずとも、
「わかってる」
「はいこれ、勝ってね」
冬子は、冷蔵庫からエナドリを出し、投げた
「ありがとうさあ出るか」
ドアを明けて一同は、コロッセオにむかった。
「あと一時間か」
控室で、待つことにした
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ドアの前に、見覚えのある、人影が一人
「少しそうね、たんぽぽと会話してくる」
私は、思わず外に、とびたしていった。
「クリスマス屋さんに、行くんでしょうか」
冬子が、そんな事を言っていたが、私には関係ない、ドアの向こうには、やはりルフエがいた
「久しぶりね」
死んだはずの、処刑されたはずの、にんげ…エルフがいる。
「ええ本当にここでは、なんだから屋上に行かない?」
私達は、屋上に向かった。
「あんた、願い何て言うファンタスティックなもんのために、戦ってるの」
もちろんそんな訳はない。こいつは、自身の力でどうにかできる
「ふふっそんな訳、ないじゃない。私たちは世界をひっくり返す。そのために戦ってる」
ルフエは、不適な笑みをこぼしていた。嫌な予感は的中した。
「ひっくり返すってのが、本当ならそんなことをしてただですむと、思っているの」
私は、思わずルフェの胸ぐらをつかんだ。
「ここは森じゃない、私を殺したら証拠なんていくらでも、増えるんだから」
そうメギの死は、証拠不十分で勇者のせいにはできなかった。いくら勇者をよく思っていない、人が多くとも。
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場面は代わり
「ミスカの、やつ戻ってこうへんかったな」
俺達は、先にコックピットに移動していた
「そうだなでも、待ってるわけにも、いかないだろう」
待っていたら、不戦勝になりかねない、そして対面した。
「それがブライか危険な匂いがするわね)
ルフエは、ドラゴンのような機体に、乗っていた
「なああんたに聞きたいことがある」
自分ではわからなかったが、目を血走らせていた。らしい
「なに、変な事以外だったら、聞いてあげる」
「おまえは勇者の仲間なのか」
確証がなかったわけじゃない、というよりも、ほぼ間違いない事実だった。それでも俺は、聞かなくちゃいけない
「そうだと、いったら」
「ブライウィング!」
ブライは高速で近づきドラゴンを、投げ飛ばした。コレが、その答えに対する、アンサーだ。
「そうドラゴラドを、投げ飛ばすなんて、腕がいいのね」
ドラゴラドは、爪を立ててブライに、突進してきた。
「悪いがお前の誉め言葉には、なんにも感じないんだよ!アームヴァルカン」
突進してきた。ドラゴラドに向かって、アームヴァルカンを放つ、がドラゴラドは回転してして避ける。ブライストームと、原理は一緒だ
「その程度の、攻撃」
ルフェが、変な方向を、向いている間に、ブライはハルバードをなげていた。
「その程度の、なんだって?」
「見くびっていた。けど終わりにしてあげる」
ドラゴラドの、口があくとそこに魔方陣が、展開された
「魔導火炎霧!!」
魔方陣から、炎が吐き出された。
「不味い、この範囲避けきれない」
安全なのは、魔法陣の裏そんなところに、今更移動できるわけもなく、ブライに炎が直撃してしまう
「今どうなってる」
関係者椅に、ミスカが戻る
「なにやっとったんや、今炎うけとる」
炎が、少しづつ引いていった。
「ふふっさすがにこれで」
勝ち誇ったルフェを尻目に、ブライには傷一つついていなかった。
「あれ?俺うけたよなさっきの」
あんなのを受けたら、普通は、ドロドロになるはず
「えっまさか、そんなあれはっ、あれはっどうして」
いきなり、ルフェが、発狂して、突進してきた。
「どうしてお前がその力を使えるんだぁぁぁぁぁぁ」
ドラゴラドは、ブライに高速で近づくそこには、憎悪に近いなにかがあった。
「力?なんの話だ」
ハルバードを、取り出し爪と唾競り合いをしていると
「君には、特別な力がある」
ブライの無線から、いきなりミスカの、声がきこえる
「久しぶりに、繋がったな、で?なに」
「鋼には、直接的な魔法が、きかないそしてそれは」
ルフエが、話に割り込む
「かつての、勇者と同じ力だ」
「俺が勇者と、同じ力をそんなのはっ」
そういえば、ディアモの魔法ビームを、うけていたにも関わらず俺は、ともかくブライも無傷だった。
「そうか、あれも魔法だったから」
自己完結、していると、ドラゴラドは噛みついてきた。
「おまえを倒して勇者に私は倒される。それで、計画が遂行される!」
なるほど、八百長というわけかだが
「それを、俺が許すと思うなよ」
一番近いドラゴラドの足を切断した
「ドラゴンは、頭か足が弱点は、セオリーだからな」
動けないドラゴラドに、むかって俺は、そのまま
「シャイニングビィィィィーム」
そして、ドラゴラドの安全装置が起動した。
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控え室
「ミスカ知っていたのか、俺が勇者と同じ力を持ってること」
ミスカは、まるで知っているようだった。それが気になっただけだが
「半信半疑だったし、勇者はその力を何故か失ってたから、もしかしてと思っただけ」
冬子が、俺の肩に手を置く
「鋼くんは鋼くんだよ、大丈夫」
そんな中、ゴルスラが話に割り込んできた
「もめててええんか次はついに」
勇者あいつだけは俺が!
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