第12話

「何だ?外がやたら、うるさいな」


深夜何時かは、知らないが、轟音に叩き起こされた


イラついたんで、文句言うために、ドアを開けて音の原因を、探った


「何を、してんの?」


倉庫の裏、ドリルを持った、豪快な人がたっている


「コンクリのびびすごいんでな、だからこの、ドリルで破壊して、新しいコンクリいれるんでな」


俺は、シャバシャバの目を、擦りながら講義することにした。


「明日早いんで、音どうにななんねぇかな」


そうすると、眼の前の、人はポシェットから、なにかを取り出した。


「予備耳栓を貸してやるでな、一度も使ってない、遮音性99.9%ぞ」


使ってない、一要その言葉を、信じることにした。


「わかった。借りとく」


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「鋼くん起きて起きて…あれ」


冬子の声が、聞こえた気がしたが、気のせいか


「って耳栓!?これはずしてっと起きて」


耳に違和感が、走るどうやら、本当に声が聞こえなくなるらしい


「なに、どうしたん?」

「今日は、リーグだよ」


飛び起きた。冬子に、言われるまで気が付かなかったが、もう1時間も無い


「やっべぇ、いかないと」


このままでは、不戦勝扱いになる、それだけは、避けなければ、ならない


「階段を、走ったら危ないよ!」


冬子が、そう言ったが、少し遅く階段から転げ落ちた。


「いってぇン?」


冬子が、即座に、足に湿布を貼ってくれたおかげか、痛みは、それほどない


「こういうこともあろうかと、湿布持ってて、良かった。」


古の博士みたいなこと言っている。まあ助かったのは、事実だが


「で?なんであんたもいるの」


階段の、から目をあげると、そこにはにはメギが立っていた。


「お前が今回の相手に、勝てるかどうかを見に来たんだ」

「は?たったそれだけのために?」


そこに、ゴルスラが現れて話を始める。


「普通の相手やったらな、だが今回の相手は、ワイらと一緒、元軍の人間や」


元軍の、たしかに昔、俺は、メギに負けた。だからといって、ここまで心配するのは、一体


「やっぱり鋼に、勇者を倒させる気ね」


そんなこんなで、コロシアムにつく


「わははこりゃ奇遇じゃな」


控え室には、昨日、耳栓を貸してくれた。工事現場の人が、そこに居た。


「まさかあんたが、次の」


そう聞いた瞬間に、タバコを吸い始めた。


「そうじゃわしが、今日の対戦相手リヒターじゃ」


タバコの、煙から逃げつつ、俺はブライに乗り込んだ。


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控え室では、メギとリヒターが、会話をしていた。


「前回の戦いで確信した。あいつは勇者と同じ力をもつ勇者への唯一の、対抗策だ。手加減してやれよ」


魔法、で無傷だった。これだけでも、証拠は上がっている


「わしに勝てんようでは、勇者にはとても勝てんよ、それより2つ目の、聖宝珠は、まだもってるのけ?」


胸ポケットから、聖宝珠を、出した。


「一様なこれも、勇者と対等に戦うための、ものだ。大事に扱わないとな」


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コロシアムには、人が溢れていた。今までとは違う。なにか、アウェイな感じがする。


「待ちわびたぞ、この時を、このドリルマルと、共にな」


ドリルマルは、名前のとおり全身に、大量のドリルが搭載されている、チクチクというより、ザクザク刺さりそうな、危ない気がする


「触ったら、やばいか?」


考えなしは、不味いともおもったが、そう考えるのも、時間の無駄だった」


「行くぞ、ドリルアタック」


ドリルマルの腕が、ドリルに変形し、こちらへと突進してくる


「まずい」


すかさず避けるも、少しあたったのかブライの腕が、削れてしまった。


「刷っただけなのに、どんな鋭さ、してんだよ!」

「ワシのドリルは宇宙をも貫くのじゃ」


完全に、勝ち誇っている。少しばかり遠距離に、頼ってみるか


「アーム!ヴァルカン!」


突進は、流石に遠くにいれば、大丈夫と思い、チクチクする作戦に切り替えたが。


「ほう、だが突き刺すだけが、ドリルではない!!ドリルミサイル」


ドリルマガンの全身から、ドリルが生えてきて大量のドリルが、ロケット噴射で、降ってくる


「弾幕は、前回よりも薄い、ならハルバードストーム」


前は、ガトリングからだったが、レート的には、ハルバードの回転でも、いなせるが


「くそらちがあかねぇ」

「そうじゃなならば」


相手は、ドリルを、飛ばしている間は、動けない。俺はハルバードを、回転させてるので、動けない。ならば、答えは一つ!


「一撃でケリをつける」


両者が、少し離れ、二人が力をため始めた


「くらえシャイニングナックルフルパワー」


少しでも、チャージに手間取ってたら、先手を取られる。なら少しでも、ジカンを短縮できる、ナックルが、現状の最適解!


「ワシの全力、メガァドリルゥインパクトォォォ」


そして、リヒターもまた。腕を先ほどとは、比較にならないほどの、ドデカドリルで、こちらに来る。


「ウォォォォォォ」


しかし二人の攻撃は、クロスカウンターし同時に安全装置が発動した。


そして俺達は、一度機体からおりた。


「えっこれどうすんの」


こんなこと、起きたことは一度もない、がリヒターは考えがあるようだった。


「じゃんけん、しよか」


リヒターは、この一騎打ちを、じゃんけんで、決めるつもりらしい、気に入った。


「最初は、グーじゃんけんポン」


俺はグーを出した。そしてリヒターは、チョキ。この激闘を、制したのだ。しかしなんだろう


「これで勝っても、嬉しくねぇぇ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


控え室


「実質引き分けか、くそ」


ドアを開けるとメギが、手紙を開封していた。


「少し用事ができた」

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